2007年10月12日 更新

福留はFAせずに中日残留へ…手術費用球団負担が要因

 FA市場の主役とみられていた中日・福留孝介外野手(30)が今オフ取得予定のFA権について権利を行使せず残留することが11日、濃厚になった。親しい関係者は「今年は中日残留の可能性が大」と明言。さらに福留に興味を示していた複数球団の関係者も「権利を行使せずに残留するらしい」との情報をキャッチしている。

 今シーズン、米国で右ひじの軟骨除去手術を受けたが、“球団負担”で行われた。福留は「自分は義理を大事にする人間」と話しており、これも残留へ傾いている要因とされる。ただメジャー志向が強いだけに、米国から思わぬオファーが届いた際には、再考する可能性も残している。

 3日に米国から帰国した福留は現在、ロスの病院で作成されたスケジュールに基づいて、リハビリに専念、来季の復活を期している。