出発式には、総社市内の自主防犯パトロール隊など13団体およそ100人が出席しました。総社警察署の日田吉章署長は、「地域の安全確保のため今後も、粘り強い自主防犯活動をお願いします。」と激励しました。これを受け、自主防犯パトロール隊を代表して清音っ子を守り育てる会の小野國雄会長が「地域の安全・安心を守るため地道なパトロール活動を行っていきます。」と決意表明しました。そして、常盤幼稚園の園児から「いつも、守ってくれてありがとう」とお礼の言葉が贈られると自主防犯パトロール隊のリーダーたちで円陣を組んで気勢を上げ20台の車に分乗しパトロールに出発してきました。なお、出発式に先立って行われた防犯功労表彰では、阿曽地区地域安全推進協議会など2団体と1個人へ総社警察署長表彰が贈られました。
感謝状を受けたのは、連島郵便局で、石倉純子局長が水島警察署を訪れ、水島警察署管内金融機関防犯協議会の田中修会長から感謝状を受け取りました。今月3日、50歳代の女性宅に息子を名乗る男から「女性に暴行し、その示談金として189万円を振り込んでほしい」と電話がありました。振込みに訪れた女性を対応した窓口担当者が様子がおかしいと思い、石倉局長に報告。話を聞いているうちに振り込め詐欺であることを確信し、警察に連絡しました。水島警察署管内では、振り込め詐欺が大幅に増加しており、今年に入ってこれまでに去年より9件多い12件の被害が確認されています。最近のパターンとしては弁護士が登場するケースが多いということです。水島警察署の猪原煕署長は「金融機関が最後の砦」として連島郵便局の対応を称えていました。
総社市選挙管理委員会によると、8日から10日までの3日間で1967人が期日前投票を行っています。2年前の市長選挙の期日前投票の総数3762人と比較するとすでに半数を上回っています。これまでの不在者投票に比べ、手続きが簡単で、通常の投票のように行える期日前投票は、選挙の当日、仕事や行事などで投票に行けない人には好評を得ています。期日前投票は、投票日前日の13日(土)の午後8時まで総社市総合福祉センター3階で行われます。
今年の戴帽式には、看護科の3年生30人が出席しました。式では、一人一人に看護師の象徴である白いナースキャップが授けられました。戴帽生らは、ナイチンゲール像から聖なる灯りをロウソクにともし、命を預かる責任を持つ覚悟を誓いました。倉敷翠松高校の高月賢太郎校長は「皆さんの笑顔を待っている人がいます。目の前の困難から逃げ出すことなく、一歩ずつ前へ進んでいってください」と戴帽生を激励しました。倉敷翠松高校看護科では、平成14年から専攻科を設けており、5年一貫教育を実施しています。戴帽生らは今月22日からおよそ一ヶ月間にわたり、倉敷市内の病院で本格的な臨床実習に臨み、看護師に向けての第一歩を踏み出します。
経営塾「総社寺子屋」は、企業経営の基礎から学び、経営者としての意識改革を図ろうというものです。今回は、今年の5月に初めて開かれた経営塾に続く第二弾としての秋の講座で総社市内の20代から40代の会社社長や後継者など12人が受講しました。初回の10日は、自己紹介のあと、さっそく中小企業診断士の高杉康成さんから、「決算書の重要項目を捉える」をテーマに貸借対照表や損益計算書の見方や内容について講義を受けていました。経営塾「総社寺子屋」は、12月5日まで6回に渡って開かれます。
この展示会は、大阪市の輸入業者が開いたものです。会場には、半世紀より以前に作られたペルシャのオールドキリムを中心に、およそ50点が展示販売されています。ペルシャキリムは、ペルシャ帝国(現在のイラン)の遊牧民族が、羊やヤギなどの毛で織った平織りの織物で敷物や袋などの生活用品として使われています。イランでは、先祖代々伝わるキリムの織り方を母親から学び、娘は織り上げたキリムを嫁入り道具として、嫁ぎ先に持参します。しかし、ペルシャ時代から続く、こうしたイランの伝統文化は、遊牧民の多くが都市に定住してしまい、絶滅の危機にあるそうです。展示されたキリムは、全て手作業で織り込まれたもので、同じデザインが無く、最近では、独特のデザインや色合いがインテリアとして人気を集め、装飾品として利用されています。この展示会は、今月14日まで倉敷市中央の倉敷民藝館で開かれています。