インド製薬会社 日本企業買収
このインドの会社は、ムンバイに本社のある後発医薬品の大手メーカー「ルピン」社で、大阪・淀川区に本社のある「共和薬品工業」の発行済み株式の過半数をおよそ100億円で取得して買収することで、このほど両社が合意しました。これを受けて共和薬品工業は今月18日に臨時の株主総会を開き、ルピン社側から役員を受け入れることなどを決めるとしています。新しい医薬品の特許が切れたあとに販売される後発医薬品は、価格が安いのが特徴で、政府が医療現場向けに、後発医薬品の占める割合を増やす方針を打ち出しています。共和薬品工業は、主に精神科向けの後発医薬品を製造販売し、年間の売上高がおよそ75億円の中堅メーカーで、ルピン社とはおととし夏から業務提携をしていました。日本国内での後発医薬品の需要の高まりを見越して、インドのメーカーが国内の製薬メーカーを買収するのは2例目だということで、海外企業による買収の動きは今後も強まりそうです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|