国際ニュース検索
トップ > 政治 > 記事

韓国から北朝鮮へのコメ支援、政府当局者の不正で国民へは届かず 人権監視団体

  • 2007年10月10日 02:12 発信地:ソウル/韓国
  • 写真
  • ブログ
  • 北朝鮮情勢

関連写真 3

ソウル北方の坡州(パジュ、Paju)の軍事境界線に近い検問所で、コメを運ぶトラックと警備にあたる韓国人兵士(2005年7月26日撮影)。(c)AFP/JEON YEONG-HAN

  • 記事をクリッピング
  • 拡大写真を見る

【10月10日 AFP】米国に拠点を置く国際人権監視団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)は9日、韓国政府による北朝鮮へのコメ支援が、北朝鮮政府職員の不正や適切な監視体制の欠如から、国民に行き届いていない実態を明らかにした。

 同団体はAFPに対し、コメ支援の輸送や配給担当者らがコメを流用して得た金を着服したり、わいろに利用したりして、最も困窮している人々にはほとんど行き届いていないと説明。

 また、北朝鮮国外でインタビューを受けた十数人の同国国民は、韓国政府が同国に対し大規模なコメ支援を行っていることは知っているが、自身は配給を受けておらず、また配給を受けたという人も知らないという。

 この調査結果は、過去18か月間に北朝鮮人40人以上から受けた報告に基づくもの。

 韓国政府は1990年代半ばから、北朝鮮に食糧支援を行っており、2006年7月の同国のミサイル実験により一時支援が中断されたが、今年6月、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の合意に基づき同国が核施設の停止・封鎖を履行したことから再開された。(c)AFP

このニュースをソーシャルブックマークに登録する

  • みんトピに投稿
  • Buzzurlに追加
  • newsing it!
  • トピックイットに投稿する

このニュースへのリンク

関連商品

この記事の前後のニュース

新着ユーザースライドショー

中南米 北米 中東・アフリカ アジア・オセアニア ヨーロッパ 中東・アフリカ