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ジャッジ、中継…「公平性」徹底

<決戦10・11内藤vs大毅>

 内藤大助-亀田大毅のWBC世界フライ級タイトルマッチを認定する日本ボクシングコミッション(JBC)は、公平性を保つため、ふだんの世界戦以上に厳重な体制を敷く。本来はプロモーターの仕事であるレフェリー、ジャッジの成田空港の送迎や、来日後のスケジュール管理を初めてJBCが代行する。

 注目の日本人対決であり、以前から激しい舌戦を繰り広げてきた経緯もあり両陣営は、あらゆる面で過敏になっている。特にプロモーターが亀田の所属する協栄ジムの金平会長ということで、試合前の公式行事からJBCが陣頭指揮を執ることになった。安河内事務局長は「両陣営からの要請もあったので、いつもより増して透明性を確保していきます」と話す。

 試合を中継するTBSも「中立」に徹する。これまで亀田兄弟の試合を独占放送してきたが、ずっと対外国人だっため放送は、一方的な亀田びいきだった。しかし、今回は視聴者の支持も真っ二つに分かれる。事前の番組宣伝、試合当日の紹介VTRも2人を、ほぼ同じ時間に設定。実況、解説もどちらかに肩入れしないように徹底するという。

 会場の有明コロシアムでも「公平性」が徹底される。WBCは4、8回の終了後に採点を公表するシステムを採用している。これを観客の誰もが見えるように大型画面を設置して、公表された採点を速やかに表示する。観客に試合状況を把握させることで、試合後の無用な混乱を避ける。

 昨年8月の興毅―ランダエタ戦の微妙な判定は、日本中で議論を呼んだ。注目度が高い試合は、それだけ反響も大きい。因縁の日本人対決なら、なおさらだ。昨年の悪夢を繰り返すわけにはいかない。内藤-大毅は、世界戦では最も中立、公平性が確保された試合になる。【バトル取材班】

[2007年10月9日8時57分]

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