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早大院入試で不正・出題者漏らした教授停職

 早稲田大商学部の坂野友昭教授(52)が2005年度の大学院博士課程の入試前に、自分が指導するゼミの院生に試験問題の作成者名を教えていたことが10日、明らかになった。早大は同日、同教授を停職30日の懲戒処分(9月21日付)にしたと発表した。

 文部科学省は「一部の学生だけに情報を漏らすのは適正を欠く。情報管理を徹底してほしい」と再発防止を求め、同大学を口頭注意した。

 早大によると、教授は自分のゼミに在籍していた修士課程の学生2人に対し、自分を含めた複数の教授が商学研究科博士課程の入試の出題者であることを明かした。学生1人は合格し、もう1人は受験しなかった。

 大学側は出題者の名前について、入試にかかわる機密事項と位置づけている。入試問題そのものの漏洩(ろうえい)はなかったという。

 この問題に関し、文科省と早大に情報提供があり、早大は調査委員会を設置して教授から聞き取り調査していた。(15:00)

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