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損賠訴訟:出産後に脳内出血死 病院側責任認め、遺族と和解成立 /福島

 出産後に脳内出血を起こして死亡したいわき市の女性(当時29歳)の遺族が、大原綜合病院(福島市大町、有我由紀夫院長)を相手取り、約6800万円の損害賠償を求めた訴訟があり、福島地裁(森高重久裁判長)で和解が成立していたことが10日までに分かった。病院側は血圧管理について一定の責任を認め、解決金4062万円を支払う。

 訴状によると、女性は04年7月13日に長男を出産後、血圧の高い状態が続いていたが、同病院は血圧を下げる治療を継続しなかった。また、意識レベルが低下しているのに磁気共鳴画像化装置(MRI)による検査をしなかったため、より設備の整っている別の病院への搬送が遅れ、女性は脳内出血で同年9月に死亡した。

 同病院は「病院にも一定の責任があると認め、和解に応じた」と説明した。女性の夫は「責任を認めてくれたことは大きい。同じような被害を出さないよう適切な処置をしてほしい」と話した。【今井美津子】

毎日新聞 2007年10月11日

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