中越地震復興の歩み伝える作品展、新潟の作家の版画など30点/横浜

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中越地震復興の歩み伝える作品展、新潟の作家の版画など30点/横浜

被災地を励まし続ける意味もある「蘖展」。募金も行っている=横浜市港南区の「CoZAの間」

被災地を励まし続ける意味もある「蘖展」。募金も行っている=横浜市港南区の「CoZAの間」

 二〇〇四年十月の新潟県中越地震の節目に、新潟在住の芸術家の作品を紹介する「中越蘖(ひこばえ)展」が八日、横浜市港南区で始まった。主宰する高橋みどりさん(43)は激震地の一つ、同県小千谷市出身。「復興への歩みとふるさとの美しさを伝えたい」と、夫と営む設計事務所の一角を開放している。三年目を迎えた今回は十二月五日まで、版画や漆器、写真などを順次、展示する。

 八日から展示されているのは、越後の山河を題材にした十日町市の版画家、尾身伝吉さん(52)の作品約三十点。

 尾身さん自身、家族四人で避難所生活を強いられ、「被災の事実を受け止められず、半年ほど創作ができなかった」が、その後は精力的に活動。雪深い山々や美しい棚田、ローカル線の走る風景など温かみのある作品を寄せた。幼い子供とともに土砂崩れに巻き込まれ、帰らぬ人となった知人女性を意識して取り組んだ作品「甦(よみがえ)る故郷」も展示している。

 切り株から若芽が出るという意に、立ち直っていく被災地の姿を重ね合わせて名付けた「蘖展」で、尾身さんの作品を飾るのは二回目。毎年、高橋さんが新潟の芸術家の個展などに足を運び、作者本人に手紙を書いたり直接会ったりして出品を打診している。

 最大震度7を記録した中越地震。高橋さんの両親や祖母が住む実家は倒壊こそ免れたが、壁が落ちるなど傷んだ。家を失った旧友も少なくない。「被害をじかに伝える時期は終わったが、忘れてはならないと訴え続けたい」と話す。

 会場は、横浜市港南区港南台五丁目の「CoZAの間」。尾身さんの版画展は十四日まで。午前十一時~午後六時(十四日は午後四時まで)。問い合わせは、電話045(831)5127。

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