2007.07.20 Friday
この発言に全く責任は持ちません‥
前々から移転というか、他の場所で店をもとうと思ってはいた。
やっぱり、都内か、パリのはずれの方とかもいいかな、なんて 思っていたが、なんと言っても先立つものが無い‥ まぁゆっくりゆっくり考えてカイユなみの小さな店を一人でやって それが料理人としての最後のステージだな、と思ってた。 私にとってフランス料理は全速力で走っているようで、 そう長く続ける事は無理、少しでも気を抜くととたんに 完成度が崩れてしまう気がする。 カイユでは毎回違う食材、イコール同じ料理は作らない というのがポリシーで三年でおそらく二千種類くらいは 料理を作った。 もっとも自分の腕が日々上達しているのなら、当然 昨日より明日のが、完成度の高い料理は作れる。 けれど、そんなの何時までも続かないし、そのうちネタ切れ になる。 そしたら今までのスペシャリテだけやっても三年くらいは 店が成り立つだろうから、あと三年がんぱろうと思った。 その後は房総の海の近くで、居酒屋かラーメン屋、 パスタ屋でもいい、少し気楽に人生を送ろうと思っていた。 ゆっくりゆっくり次のステージを探していたところ、 事件が起こり、カイユ一人体制‥‥ あの事件で本当に考えさせられた。 と、言うより追われる日々‥逃げられない現実‥ で考える事も出来ないくらい余裕がなかった。 しかし、なにがいけない、なにが悪い。 そもそも心のどこかに人を頼っていたんだろうし、 若干でも楽を望んでいたのかもしれない。 もっともっとストイックに生きていれば こんな事位で窮地に立たされたりはしない。 そう、自分が悪いのだ。 房総にいるときに比べれば生活出来ている だけ幸せだし、ボディガードやってる 時みたいに本当に命がかかってるわけじゃない。 なんせ料理が出来る。 心のどこかに甘えがあったんだろう。 三年目からのカイユは、自分で思うに まさに神がかっているように成長したと思う。 自分の料理に対する感覚も新たになった。 きっと人間やってやれないことなんて、あんまり無いと思う。 途中でにげないで最後までやってみることが必要で 結果をのこすのが大切。 若い時って恥知らずだからいろんな夢みたいなものがあるけど 社会にもまれ現実を知るとそんなものは恥であって もう夢なんてなんもないし、夢を語れば、それは馬鹿と思われる。 大体夢なんてもんは、妄想にすぎないし、夢は夢だから現実 じゃない事の表現なのだろうか。 今現在この歳で夢なんて無い。 そういえば私の場合若い時から夢なんて幻想は持っていなかった。 昔からだが、周りからは自由人的に思われていたが、それは別に 自由なわけではなく社会に順応してないだけだと思う。 自由じゃ食っていけねー。 一人になってから強く思い出したのが夢ではなく、 現実、そう目標である。 闇雲にストイックになっても駄目。 目標が大事。 料理が美味しいと言われる事‥ それはプロならば当たり前。 金持ちになる‥ だったら料理人なんてならない。 有名になる‥ タレントじゃあねぇ。 私の目標は、 その時の自然と人との力で獲られた世界最高の食材で フランス料理という調理法で人の心を動かす料理を作る事。 それには、最高の空間と、最高のサービス、最高の時間 というものが土台に必要。 そう、今はそのステージを作るのが目標である! いわば世界初個人経営的・グランメゾン!なーりー 企業の出資もなく、誰にもうるさい事は言われず シェフの赴くままシェフの感性だけを追って! もう、金の事など考えず、細かい制約などなく やりたい事全部やってやる! お客さんも、高いだの安いだの関係なく、 その価値と、本当にそのひと時を楽しむ 価値観がある人だけでいい。 全ての人に理解されるなんて事は無理なんだし。 所詮社会に順応してないんだし、今さら世の中のレールや ゆっくりぬるま湯につかる人生なんて無理。 どうせなら自分を信じて、この時代にこのシェフの料理! って残せる位になる。 最高のレストランをつくる。 それ全部含めて・目標! ん?目標じゃあねぇな‥目標って曖昧だな‥ そう!スケジュールだな、人生のスケジュールだ! うん、しっくり来た。 よし、グランメゾンだ!先立つものはなんもないが やったるで、グランメゾン! 馬鹿だ馬鹿!と思っている奴もいっぱいいる そんなの無理だ!とあざ笑う奴もいっぱいいる こいつは本物のアホだと苦笑もされる。 いいのです。 わたくし社会に順応しない一匹狼なんで 全く気にしません。 C`est La Vie それが私の人生‥ ぼちぼち日本をとりに行きますよ でも、もし仮に本当に実現したら、このブログは 伝説だな! まずは五百円玉貯金からね。 |