2007.01.02 Tuesday
2007元旦
2007元旦
一年の計は元旦にあり。 毎年大晦日は、通常営業の為、新年をまたにかけて、 仕事をしている。今年もたくさんのお客様が最後の最後に 美味しいものを、と言うことでカイユに来てくれた。 年末までフルに仕事があるので、正月の用意など する暇もなく、しかも元旦の朝方家に着くので、 年に一度の大量睡眠をとると、行動が午後からに なってしまう。 去年も元旦にやっているスーパーに出かけて しょうもない材料を買って、簡単に正月料理を作った。 今年こそは、元旦に美味しいものを食べて美味しい ワインを飲もうと、一月前から着々と準備を整えていた。 元旦に食べるものが、その一年をあらわすような気がする。 御節料理もそういう意味合いでしょう。 今回は完璧!何故か?それは、北海道の友人から 毛蟹が送られてきたからです!! 以前ももらったのだが、元気に活き活きしたここの毛蟹は、 本当に最高!やはり持つべきものは目利きの出来る友だな! 毛蟹は昔和食の親方に伝授されたやり方で食べる。 丁寧に殻から身を取り出し、また、食べやすいように殻に戻す。 簡単なように見えて、蟹一個で40分はかかる。 そして、食べるときは5分‥プロは見えないところで苦労するのだ。 自分の為だが‥ 子持ち昆布は塩抜きして少し濃い目の出汁に漬け込み 山東菜の漬物は親方に頂き、糠漬けはお客さんに頂いた。 そしてクリスマスで使った天然のトラフグのアラを冷凍して とっておき、フグ鍋である。フグ刺しも作った。 最近気に入っている鹿児島の黒毛和牛はシンブルに 天然塩で炙り焼き。 そして、ワインは豪華に! シャンパンはクリュッグ、私がもっとも愛するシャンパンである。 昔と違って若干フレッシュ感が強く感じられるが、やはりこの 骨太シャンパンはクリュッグならでは。 真剣にテイスティングすると、 黄金色に輝き肌理の細かい泡は噴水のように力強く フルートグラスから天使の髪のように舞っている。 グレープフルーツや完熟したレモンの香りのなかに焼きたての パンやカシューナッツ、真っ白な無塩バターのニュアンス。 濃厚な味にしっかりした酸味のバランスは最高である。 白ワインは、シャブリプルミエクリュ。 最近思うが本当に90年以降のフランスワインは楽しくない。 ボルドーは単純、ブルゴーニュは水っぽい。ローヌは薄い。 南のワインはみんな一緒、ボージョレーは何がしたいのか まるでわからん。 勿論流石フランスワイン、てのも沢山あるが、なかなか プロのわたしでも見つけるのが大変‥ ところでこの、シャブリプルミエクリュ 、確かに、グランクリュの 方がコクもありランクは上だが、和食正月料理にあわせると 中程度のこのコクとシャブリならではの酸味はプルミエクリュが いいね、良い作り手のスタンダードシャブリでもいいのだが 元旦に飲むならちょっとインパクトあったほうがいいし、 クリュッグの後ではスタンダードじゃつりあいあわないし、 グランクリュじ疲れちゃうしね。 赤ワインは、ブルゴーニュのジュヴレイシャンベルタン。 作り手は最近出てきた若手のやる気満々なジブリオット。 パパは有名だがこのジブリオットもなかなかやるね。 シャンベルタンらしい、しっかりした骨格、品格高い香り。 しかも今じゃブルゴーニュではめずらしくなった、素直な濃さ がとっても良い。最近お気に入りの作り手。 よし、今年は料理もワインも極上がそろった! 2007は極上の年にしたいな、そう、今年の目標は 時間に追われること無く優雅な一年にしたいな! て、もう明日から仕事だ‥がんばろ‥ そう言えば、ここのところよくお客さんにシェフは どっか行っちゃうんですか?とか、カイユ閉めちゃうん ですか?とか言われるけど、そんな事はありませんぞ! 私、船橋仲通商店街で骨をうずめる覚悟で御座いますぞ! 2007もプティカイユをよろしく。まだまだいろんな方に カイユを楽しんでもらいたいしね! あれ、そう言えばカイユっていちげんさんお断りだっけな‥ |