シェフのひとりごと

日記とレシピ
2006クリスマスパーティー
2006クリスマスパーティー

勝手ながら、クリスマスディナーを少数限定にしてしまった為
予約がとれない常連さんたちには申し訳なかった。
しかし、12月半ばから、クリスマスディナーにかけて
特別メニューを出していたので、皆さん満足されたであろう。

私はクリスマスに全力を尽くして、完全燃焼したので次の日を代休として
心も体も癒そうと考えていたのである。

なんて、私の休息など、一ミリも通用せず、常連さん同士結束を
組んで、貸切クリスマスパーティーなどという、企画を立てて下さった。

今年のクリスマスは長い‥

またオキタさんかー

よし、お祝いだ!クリスマスディナーはピリピリとした緊張感の中、
真剣勝負!

クリスマスパーティーは楽しく!豪華に!これもまた良し。

シャンパン、ワイン、飲み放題!
フレッシュフォワグラのサラダ!
鴨の煮込み!
白浜の磯魚の南仏風!
自家製スモークサーモンサラダ!
天然ホタテのカクテル!
サツマイモのドゥフィノワ!
そして久しぶりのデコレーションケーキ!
一万五千円なーりー

フレッシュフォワグラのサラダ
パーティー料理

さすがにみんな飲むねー食べるねー写真とるねー

うん、楽しそうだ!みんなは‥

なんか、これがカイユなんだな、と思った。
温かい店になったな。
こんなに愛されているフレンチレストランなんて世界中
探してもきっとないな、カイユてすげーな、本当に感謝だ。

久々のケーキ


でも‥きっとカイユが愛されてるんだな‥俺ではないな‥

三次会まで付き合って四次会にはカイユに戻って
ワイン飲んで、もう体はボロボロだお‥
みんな元気だ‥もう、朝なのに、しかも寒くて雨まで降ってる‥

こ、これでもう今年は遣り残した事はないぞ!

はっ!大晦日が‥また今年も一年をまたにかけて
仕事だ‥

2006はプティカイユを愛してくださって誠に有難うございます。
本当に心から感謝しています。
                         シェフ近藤

| chef | シェフの日記 | 01:55 | - | - |
2006クリスマスディナー
2006クリスマスディナー

今年もいろいろあった。
そして、いろいろあって現在プティカイユは私一人でやっている。
前にも言ったが、フレンチのシェフとしては、クリスマス
と言うのは、特別で一年の集大成の発表の場であると、
少なくとも私は思っている。

しかし、一人で、と言うのははっきり言って無理の様な気がする‥
そんな気がする‥

第三の目も開かない‥‥

ふと、思った。
なぜ、カイユをはじめたのか‥

そう、最後の修行の為だ。
千葉の船橋、チープな仲町通り商店街、昭和の香りがむんむんに満ちた立地。
とても、レストランとは縁遠い意場所、しかも、カウンターメインの世界一小さな店。
悪条件はたっぷりそろっている。

こんな、場所で経歴や宣伝などせず、腕一本、口コミだけで
通用したら、それこそ、本物であろう。
それを可能に出来なければ、フランス料理はやめる、
いや、料理そのものをやめる覚悟で望んだ。

カイユを出店するとき、周りの知人には無茶だからと、
とめられたが、俺は料理に命をかけてるから、
命かけてるならなんでも可能だろ、それでも駄目なら
それまでだよ、と強気で言ってきた。




カイユ一代目スタッフのワカとの一年は本当に
死んじゃうかと、思ったが、それも試練。

二代目スタッフのカミは長年の付き合いで、
やっとそれなりに店らしくなってきた。

三代目スタッフのアリ失踪により、またまた
死んじゃうかと思ったが、これも試練。

そして、独り‥
これが最後の試練であろう。

だがこの最後の試練を三ヶ月ほど過ぎたころ
料理に対する感覚に新たなものが見えてきた。
第三の目がコントロールできるようになった。
自分の思う完成が見えてきた。

そう、カイユは修行の場であり感性の発表の場。
ゆえに、クリスマスは店の経営ではなく発表の場なのである。

と、言うわけでクリスマスディナーは限定三組!

しかも、時間ずらして一組ずつ貸切状態、真剣勝負!で望んだ。

料理一万五千円、それに合わせたグラスワインは二千円から三千円。

一組平均七万から八万円という、千葉では最高値で
あろう。が予約は発表後一時間もしないうちに埋まった。
本当に嬉しいかぎり。カイユは認められたんだと心から思った。

オリジナルパン


とは、言っても勿論減価オーバー‥


今年も発表できたからそれで幸せである。

真剣勝負のディナーも終わり極度の疲労と脱力感の
中片付けをしていると、一人の常連さんがやってきた。
フレッシュトリュフのサラダ

フレッシュピジョントリュフ風味

シェフ、クリスマスディナーどうだった?

いやー、もう、疲れましたよ、でもやりたいことやれて満足ですよ。

疲れてるところ悪いけどさ、残り物でいいからなんか
ちょこっと出してよ、!

マジすか!もう、なにも、ないすよ、て言うか、自分の
分少しはありますけど‥それでいいすか?少しですよ‥

あるじゃん、いいよ、疲れてるだろうから、あるもので。
それで、シェフの好きなあのシャンパンあけなよ!
お祝いだからご馳走するよ。あと、好きなワインも!

マジすか!
(クリュグとモンラッシェとムルソー)

了解す!天然トラフグありますよ、あと、鹿もあります!

なんだ、あるんじゃん。

天然トラフグのサラダ


と、最後はお客様よりクリスマスプレゼントを頂いた!

2006クリスマス。
なによりも、私の全て、のコンソメスープをやれた。

もう、カイユで遣り残したことはないな。





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