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核問題:「北は金銭的支援以上の代償を求めている」

 千英宇(チョン・ヨンウ)韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長は10日、「北朝鮮は核問題について、ブッシュ大統領の任期中の解決を望んでおり、核を放棄する代償として金銭的な支援以上のものを要求している」と述べた。

 千本部長はこの日行われたロイター通信とのインタビューで、「資本主義的な方法では核問題を解決できない。核兵器または核プログラムは金では買えない」としてこのように語った。

 また「北朝鮮が米国の脅威を感じる限り、核を放棄するカギは政治的な問題であり、物質的な支援ではない」と強調した。

 さらに「ブッシュ政権が北朝鮮に対して敵対的な政策を緩めている現在の状況を逃すことはできないという点は、北朝鮮もよく理解している。北朝鮮は2009年初めのブッシュ大統領の任期終了前に、核問題に関するあらゆる問題が決着することを望んでいる」と述べた。

 千本部長は、「北朝鮮が最終的に望んでいるのは、平和協定やテロ支援国家からの解除などによる、米国との外交関係樹立だ」と指摘した。

 また「北朝鮮は核兵器製造用プルトニウムの生産量やウラン濃縮についても近く明らかにするだろう。しかし、最終的な非核化のためにはまだ残された課題も多い」と付け加えた。

NEWSIS/朝鮮日報JNS
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