旧3市が合併した「倉敷市」の発足40周年記念式典が10日、国、岡山県、近隣自治体、各種団体の関係者ら約1千人が出席して同市本町の市民会館で開かれた。 式は40年の歩みを紹介する映像上映後に開会し、古市健三市長が「地域の持つ資源や人材の連携・ネットワーク化を進め、協働の理念の下、倉敷市の輝かしい未来をつくるために最大限の努力をしなければならないと心新たに思っている」などと式辞を読み上げた。 式典終了後は、同市児島柳田町出身の佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長が「アジアの戦略環境と日本」と題して記念講演した。 記念式典に先立ち、市役所では植樹式や、園児の絵画、メッセージを張った公用車の出発式なども行われた。 倉敷市は1967年2月1日、旧倉敷、児島、玉島の3市が合併。当時の面積は268.77平方キロで、人口は30万7603人だった。その後、71年に都窪郡庄村、72年に同茶屋町を合併。2002年には中核市となり、05年には浅口郡船穂町、吉備郡真備町と合併し、現在の面積は354.52平方キロ、人口47万6660人(4月1日現在)となっている。