2007年 10月 10日
中国産そうめん産地偽装・波紋は倉敷にも…
中国産のそうめんを、国産と偽って販売していたとして、大阪の食品販売業者が逮捕されました。偽のそうめんには、倉敷市のメーカーの名前も使われていました。不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市の食品販売会社社長高橋浩幸容疑者(47)ら3人です。警察の調べによりますと、高橋容疑者らは、今年5月から8月にかけ、輸入業者から仕入れた中国産そうめん約800箱を、日本産と偽って販売した疑いが持たれています。高橋容疑者らは、メードインチャイナと書かれたシールをはがし、倉敷市のそうめん製造会社や、奈良県の「三輪そうめん」の名前が載ったパッケージで覆っていました。警察では、高橋容疑者らが、安い中国産と国産品の差額で不当な利益を得ていたとみて、流通経路などを追及しています。

岡山市でアパート全焼・1人死亡
10日未明、岡山市でアパートを全焼する火事があり、男性1人が亡くなりました。10日午前1時40分ごろ、岡山市岩井にある小松ヶ丘アパートで、一階に住む無職の河田一男さん(56)の部屋から炎が上がっているのを、近所の人が発見し、119番通報しました。火は、約50分後に消し止められましたが、木造瓦葺き2階建てのアパート1棟、約140平方メートルを全焼し、焼け跡から男性1人の焼死体が発見されました。このアパートには12部屋ありますが河田さんしか住んでおらず、火事以降河田さんの行方が分からないことから、警察では、亡くなったのは河田さんとみて身元の確認を行っています。警察では、10日朝から現場検証を行い、火事の原因を調べています。

倉敷チボリ公園・4者で協議を…
岡山県が倉敷チボリ公園の県営化を断念し、倉敷市に運営の打診を行っている問題で、倉敷市の古市市長は、市議会の各会派の代表者と非公開で協議を行いました。協議は倉敷市の古市市長の他、市議会を構成する8つの会派の代表者が出席して行われました。協議の結果、倉敷市と岡山県だけでなく、土地を所有するクラボウと、公園を運営するチボリ・ジャパン社も含めて、今後の市民公園化の可能性について検討すべきだという意向を県に返答することが決まりました。岡山県の杉企画振興部長は、倉敷市の意向を受けて「協議の場につけるというのは喜ばしいこと」とコメントしています。

不祥事相次ぎJA香川県に業務改善命令
職員の横領など、不祥事が相次ぐJA香川県に対し、香川県は業務改善命令を出しました。県によりますと、JA香川県では、2004年11月のさぬきうどんの原材料である小麦の産地の不適正表示の発覚以降、職員などによる総額2325万円余りの横領や着服を始め、個人情報の流出など26件の不祥事が相次いでいるということです。県ではこうした事態を受け、JA香川県に対し、他の金融機関や監査法人など、外部の人材を活用した監査体制の強化など4項目を求め、来月9日までに業務改善計画の提出を求めています。JA香川県では「末端の職員まで意識改革が徹底していなかった。実効性のある対策を早急に打ち出す」としています。

外国人研修生ブローカーに実刑判決
インドネシア人を不法入国させて働かせるなどして、入管難民法違反の罪に問われた男の裁判で、岡山地方裁判所は、男に実刑判決を言い渡しました。判決を受けたのは、岡山市の金属加工協同組合「山陽インテック」の元代表理事・鶴野啓介被告(60)です。判決によりますと、鶴野被告は、外国人研修制度を悪用し、去年、16人のインドネシア人を集団密航させて不法に働かせるなどしたものです。現在の外国人研修制度では、同一業種で再入国できないため、インドネシア人に偽造パスポートを持たせていたということです。判決公判で岡山地裁の白神文弘裁判長は、「入国管理制度の根幹を揺るがす極めて悪質な犯行」として、懲役4年・罰金100万円の求刑に対して、懲役3年6カ月・罰金100万円の実刑判決を言い渡しました。

児童買春の丸亀市職員を送検
児童買春の疑いで逮捕された丸亀市クリーン課の副主幹、津田貞夫容疑者52歳が高松地検丸亀支部に送検されました。警察の調べによりますと、津田容疑者は、今年7月28日正午過ぎ、坂出市内のホテルで、携帯電話の出会い系サイトで知り合った16歳の女子高校生が、18歳未満と知りながら現金5万円を渡し、みだらな行為をした疑いです。津田容疑者は、この他にも同様の犯行をほのめかしており、警察で本格的に余罪を追及する方針です。

飲酒ひき逃げの新見市教委の元主任に判決
酒を飲んで車を運転しひき逃げしたとして、自動車運転過失傷害などの罪に問われた、新見市教育委員会の元主任・山本守被告(39)に有罪判決です。判決によりますと、山本被告は、今年8月17日、新見市の国道で酒を飲んで乗用車を運転中、追突事故を起こし、3人に軽傷を負わせて逃走したものです。判決公判で岡山地裁の馬渡香津子裁判官は「保身のみを考え現場から逃走するなど、犯行は悪質で刑事責任は重い」として、懲役1年の求刑に対して、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

岡山市の喫茶店で火事
10日午前10時前、岡山市奥田で、喫茶店を焼く火事がありました。消防で消火活動に当たった結果、火は約30分後に消し止められました。当時、喫茶店は開店準備中で客はおらず、けがをした人はいませんでした。警察によりますと、火事のあった建物は1階が喫茶店、2階が画廊と経営者の住居になっていて、目撃者の話では、出火当時、2階から煙が出ていたということです。火事の現場は、JR岡山駅の南東約2.5キロの住宅密集地で、出火当時、付近は一時騒然とした雰囲気となりました。警察と消防で火事の原因を調べています。

岡山市で飲酒事故・男を逮捕
9日夜、岡山市の市道で、車3台が関係する玉突き事故がありました。事故を起こした男は酒を飲んでおり、警察が酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。事故があったのは、岡山市桜橋の市道です。9日午後8時半ごろ、赤信号で停止していた軽乗用車に、後ろから走ってきた軽乗用車が追突しました。さらに、そのはずみで、追突された軽乗用車が前に止まっていた乗用車に追突しました。この事故で、追突された運転手ら3人が首などに軽いけがを負いました。駆けつけた警察官が、追突した軽乗用車を運転していた岡山市の配管業小畑勝容疑者(70)を検査したところ、呼気1リットルあたり0.15ミリグラム以上のアルコールが検出されたため、酒気帯び運転で現行犯逮捕しました。警察の調べに対し、小畑容疑者は「自動販売機でビールや焼酎を買って飲んだ」と話しているということです。

地元住宅会社の活性化を!決起集会
岡山の住宅関連会社の活性化を図ろうと、県内から300社が集まり、結束を深める決起集会を岡山市で開きました。これは岡山県内の住宅メーカー3社の呼びかけで開かれたもので、県内の住宅関連会社300社から約500人が集まりました。岡山県は、プレハブ住宅の割合が29.6%と全国1位で、その建築の大部分が県外の大手住宅メーカーで占められています。大手メーカーに対抗する為に、地元メーカーの結束力をより高めようと決起集会を開いたものです。今後は、共同で住宅展示場を作ったり、各社の建築のアイデアを盛り込んだ本を出版し、県内メーカーの活性化に取り組みます。