ここから本文エリア

現在位置:asahi.com>関西>ニュース> 記事

機長が技能証明書を所持せず5便運航 スターフライヤー

2007年10月04日

 新規航空会社スターフライヤー(SFJ、本社・北九州市)の機長が、航空法で携帯を義務付けられている航空従事者技能証明書や航空身体検査証明書など3種類の書類を忘れたまま、2日間にわたって北九州―羽田線と羽田―関西線の計5便を運航していたことがわかった。4日午前、羽田空港で国土交通省の職員に提示を求められて発覚した。

 SFJによると、機長は3日に自宅を出て乗務に入り、同日は北九州―羽田線で3便、羽田―関西線で1便をそれぞれ運航。4日朝も関西発羽田行きを1便運航し、折り返しで関西行きを運航する予定だった。SFJが代わりのパイロットを手配できず、羽田―関西線2便が欠航した。

 機長は外国籍で、「証明書を持っていると思いこんでいた」と話しているという。SFJは「個人情報なので、機長の年齢などは公表できない」としている。

 航空法によると、技能証明書の不携帯は50万円以下の罰金の対象となる。

PR情報

このページのトップに戻る