環境ビジネス
2007年4月号(2月26日発売) 840円(税込み)
特集1
上下水道の民間開放で生まれる120兆円市場
ウォータービジネス
人々の生活、産業活動に不可欠な“水”。
この水を巡って世界では、ウォーターメジャーとも呼べる巨大企業が
熾烈な争奪戦を繰り広げている。
日本でも下水道事業の民間委託が進められてきたが、
2001年の水道法改正で水道事業の民間委託も可能になってきた。
そんな中で昨年、巨大外資の一角が広島で下水道事業の包括委託事業を受託。
日本の上下水道の維持管理・更新需要は120億円とも言われ、
その巨大市場の本格的な幕開けが訪れようとしている。
最新の動向を追った。
日本で動き始めた外資の狙い
運転・維持管理市場で活躍する外資
目指すがグローバルなローカル企業
昨年、広島と埼玉の下水道の運転・維持管
理業務を、グローバル水企業の一角である
ヴェオリアが相次いで受託した。
日本の上下水道事業では、初の外資参入になり、業界では驚きをもって迎えられた。
今後、日本の上下水道事業はどこへ向かうのだろうか。
世界トップクラスの総合水会社・ヴェオリア・ウォーター社(フランス)の日本法人、 「ヴェオリア・ウォーター・ジャパン」が2006年、広島市と埼玉県の下水処理場のO&M(オペレーショ ン&メンテナンス=運転・維持管理)事業を相次いで受託した。
ヴェオリアショックと業界に言わしめたように、外資系企業の日本水ビジネス市場への名実ともの参戦は、 大きな驚きをもって迎えられた…
続きは本誌にて!
水処理膜による浄水
世界に広がる“水のリサイクル”
高い膜ろ過技術で排水も飲み水に
世界中で今、水不足が深刻化している。
特にアジアでは、急激な人口増加と経済成 長で水の需要が急増、工業用の水不足が経 済成長の阻害要因になっているとも言われ ている。
そこで注目されているのが、水の不純物を 取り除く日本の“ろ過技術”である。
旭化成ケミカルズの開発した膜ろ過技術「マイクローザ」は、自動車、家電、建築材料等に使われる 電着塗料のろ過、半導体や液晶パネルの製造に使用される超純水の精製、医薬や食品の分野での有害物質 の除去や無菌水の製造など、幅広い分野で使用されている。
なかでも、マイクローザによる上下水道や工場廃水の水処理技術は、水資源の有効活用といった観点から 注目を集めており、世界中で500カ所以上の浄水現場を支えている…
続きは本誌にて!
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