ここから本文エリア 内科医4人引き揚げへ 総合太田病院2007年10月10日 太田市の中核病院、富士重工業健康保険組合「総合太田病院」(難波貞夫院長)で、6人いる内科医のうち4人が、08年3月いっぱいで派遣元の群馬大医学部に戻る予定であることが9日、分かった。同病院は患者に影響が出る事態を防ぐため、緊急に医師を補充する方向で検討に入った。 この日の県議会特別委員会で、阿部知世委員(爽風)が取り上げた。 同病院と大学によると、先月、大学側から「08年3月をもって4人を大学に引き揚げたい」との意向が伝えられたという。来年度以降の内科の存廃について、同病院総務課は「患者さんに迷惑がかからないよう、あらゆるルートで医師の派遣を要請し、補充したい」と説明している。 同病院は05年にも、小児科の当時の医師4人全員をめぐって、派遣元の複数の大学当局から引き揚げるとの通告を受けた経緯がある。この時は、1人が残ったほか、県外などからの派遣を受け、小児科廃止の危機を乗り切った。 マイタウン群馬
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