鳥取放送局

2007年10月10日 12時18分更新

陸と空から救急搬送訓練

山の中などけが人の搬送が困難な場所で事故が起きた時に、消防や航空隊などが陸と空から連携を図ってすみやかに対応できるようにする訓練が倉吉市で行われました。

10日の訓練は倉吉市関金町の山で山菜採りをしていた男性が15メートル滑り落ちて、動けなくなっているという想定で行われ、地元の西倉吉消防署の救急隊と県の消防防災航空隊などから20人余りが参加しました。
はじめに、通報を受けて現場に到着した救急隊がけが人に応急処置をし、ヘリコプターで搬送できるようけが人を担架に乗せて広場に移動しました。
そのあと消防からの要請を受けた航空隊のヘリコプターが現場の上空に到着すると、ロープを地上に垂らし担架に結び付け、けが人に負担がかからないように無線で連携をとりながら慎重に引き上げていきました。
消防によりますと県中部の山間部から倉吉市市内の病院に救急車で搬送するとおよそ30分かかりますが、ヘリコプターを使うと5分から10分程度で搬送できるということです。