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都内ホームレス 調査以来最少の約3200人 前期比500人減
このニュースのトピックス:地方自治
今年夏の23区内のホームレス(路上生活者)が昨年同期比で約500人減少し平成8年度の調査以来、最少の約3200人となっていたことが9日、東京都の調査で分かった。特に墨田区のホームレス数が大幅に減少した。都は墨田区などを流れる隅田川流域のホームレスに、アパート移住を進める都の支援事業を実施したことが効果を高めたと分析している。
調査は8月1日から7日までの間の1日を選択し、都内の公園、道路、駅舎などで目視による確認を行った。それによると、23区内の路上で生活するホームレスは3176人で昨年同期より494人減少した。23区内で減少が最も著しかったのは墨田区で、174人減の464人。続いて130人減の台東区、123人減の渋谷区と続いた。
都は昨年8月から今年7月までに隅田川流域を対象にテント生活者に借り上げのアパートに移ってもらう地域生活移行支援事業を実施。墨田区内の隅田川沿いで、今年7月までに102人のホームレスが移っている。