ノーベル賞の発表時、科学環境部には恒例の儀式があります。発表時刻に部のパソコンで、デスクが公式ホームページをチェックすることです。ところが、8日の医学生理学賞では予期せぬことが起きました。発表直前にホームページがダウンしたのです。現地への電話などで対応しましたが、残念ながら日本人は今年も受賞しませんでした。担当デスクになって4年目。この日こそは引き当てようと意気込んでいただけにがっかりです。でも今週はノーベル賞ウイーク。引き当てることを信じ、儀式を続けます。(科学環境部・砂間裕之)
毎日新聞 2007年10月9日 大阪朝刊