■ 室蘭の猪野屋さんが、白色エゾクサウオ撮影に成功
【2007年10月9日(火)朝刊】


猪野屋さんが撮影した白色のエゾクサウオ 室蘭市祝津町の会社員、猪野屋勝さんがこのほど、地球岬近くの海中で、白色のエゾクサウオの撮影に成功した。カメラを近づけても動かず、目の前に餌が漂うのを待っているかのようにじっと身構えていた。

 水深約5メートルほどの海底。猪野屋さんによると、エゾクサウオは体長約20センチ。体に斑点があり、小さな尾ひれがある。頭部がカジカやナマズに似ているのも特徴の1つ。通常は土色をしているが、アルビノ(先天性色素欠乏症)の可能性が高いという。

 約40センチまで近づいたが、逃げなかった。海底の石に"海ウサギ"がどっしりと座っているような雰囲気。9月23、30の両日、ほぼ同じ場所で発見した。「目の前に餌が来るのを待っているのではないだろうか」と猪野屋さん。

 7年ほど前から水中でカメラを構えているが、「初めて見た」という。近日中にもう1度撮影する予定だ。

【写真=猪野屋さんが撮影した白色のエゾクサウオ】 
 


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