格闘技ファンの間で「腸蹴り」が静かなブームになっていますが(苦笑)、その「腸蹴り」をされたマイティ・モーが韓国マスコミに怒りをぶつけています。
K-1:判定に不服のモー、崔洪万にリターンマッチ提案(朝鮮日報)
先月29日にソウルで行われたK-1ワールドグランプリ開幕戦のベスト16戦で崔洪万(チェ・ホンマン)に敗れたマイティ・モー(米国)が、ファイトマネー全額を賭けたリターンマッチを提案した。
(中略)
K-1を主管するFEGの谷川貞治社長も「判定に問題があり、ビデオで検討する」と述べている。主催者側が誤審を認めれば、モーに対する補償の意味から、崔洪万との3回目の対戦が実現する可能性は十分にある。こうした雰囲気を察したモー側が、ファイトマネー全額を賭けた「オールインマッチ」を提案した格好だ。
(中略)
崔洪万のエージェント、パク・ユヒョン氏は本紙の電話取材に対し、「崔洪万も、モーが挑戦してくればいつでも戦う意向があると話している。ファイトマネーを賭けて戦うことについては主催者側が決める問題なので、困惑している」と述べた。
オールインマッチにはもう一つの障害がある。K-1が定めた両者のファイトマネーが異なるためだ。具体的な金額は明らかにされていないが、崔洪万はモーより多額のファイトマネーを受け取っている。崔洪万は3000万-5000万ウォン(約380‐630万円)、モーは1000万ウォン(約130万円)程度のギャラを受け取っているとみられる。(以下略)
もちろんこれは試合ごとに貰うギャラで、契約金や基本給は別に貰っているのでしょう。とはいえホンマンはモーの3倍から5倍貰ってるんですねぇ。モーは大家族を養う“ビッグ・ダディ”なんだから家族手当をあげてくれ・・・。
そして、K-1MAXの前日計量&記者会見があったわけですが、
魔裟斗、1キロ軽いブアカーオに絞りすぎと指摘=K-1 MAX 前日計量&記者会見(スポーツナビ)
大会を主催するFEGの谷川貞治プロデューサーは「今日のブアカーオは、いつもより小さく見えました。でも選手は一日でも変わりますから明日どうなるか・・・・・・」とコメント。対照的にコンディションは最高という魔裟斗を見て「こんなに充実した魔裟斗選手は初めて見ますね」とエールを送りつつ、「8人とも誰が勝つか分からない。魂のこもった試合が見られると思います」と強い期待を寄せた。
本当は谷川さんはこんなことも言っていた。
チケットほぼ完売! 不可解な判定なし! 明日はMAX史上最高の大会に!?(angleJAPAN)
さらに谷川EPは「主催者として審判団とは違う立場なので1つだけお願いがあるとしたら、ファンや関係者が納得する判定やジャッジングをしてほしいと。WORLD GPのチェ・ホンマンについて(=マイティ・モーに放った前蹴りがローブローと思われたが、ダウンと取られた件)、やっぱりファンとか(TVを)見ている人がおかしいと思うものはおかしいですよ。(股間に)当たっていたと思うものは当たっていたと思うので。その辺は角田(信朗競技統括)さんたちが昨日会議をしたので、今日ぐらいに正式な見解を出しますけど、やっぱり見ている人が納得するような正々堂々とした判定やジャッジング、レフェリング含めて、それだけはお願いしますと(伝えました)。
谷川さん、よくここまで踏み込んだ発言しましたね。ちょっと驚きましたが、
魔裟斗VSブアカーオ戦のジャッジングについて(FEG 2004年7月9日)
3年前にはこんな“事件”もありましたしね。また疑惑のレフェリングや判定があったらシャレにならないので過敏になるのは当然かも。
ホンマンとモーですが、かつてのピーター・アーツとマイク・ベルナルドのように互いに勝ったり負けたり急所蹴りがあったりと、何度も対戦する運命になるかもしれませんね。
【その他気になったニュース】
秋山が韓国で復帰会見も“針のむしろ”(日刊スポーツ)
すべてを水に流して再出発、という空気ではなかった。秋山は5選手が出席した会見に1人だけスーツ、ネクタイ姿で現れ、直立不動で謝罪。それでも、今後同じリングで戦う可能性のあるファイターたちは本音をぶつけた。ヘビー級のキム・ミンスは「彼の復帰について同じファイターとして直接申し上げることはできない」と言った。ベテラン金泰泳は「言葉よりも姿勢で見せてほしい」と厳しく指摘した。
これで本当に韓国での熱い待望論ってあったの?
12・8「K-1GP」について。(ターザンカフェ)
勝つか? 負けるか?
やるか? やられるか?
それはこの目で試合を実際に見るしかないのだ。その基本的精神を「K-1」はおろそかにしてきた。
テレビという映像媒体によりかかって、そのためだけに興行をやった。これをナマ観戦不在化。ナマ観戦空洞化現象と呼ぶ。
だったら別にでっかい会場で試合をする必要はないのだ。
後楽園ホールレベルの会場で試合をやり、それを地上波のテレビで流せば、それですむ話である。
決勝トーナメントに残った8人のメンバーをみて二度びっくりだ。なんとそのうちの5人までが30代の選手ではないか?
もうボロクソ(苦笑)。試合内容自体は一時期よりも良くなってるんだけどねぇ。
デラホーヤがプロレス雑誌を買収(日刊スポーツ)
あのオスカー・デラホーヤが! やっぱメキシコ系だからルチャが好きなのかね。日本の雑誌も何とかしてくれませんか?
“噛ませ犬事件”から25年――長州革命の真実 同時代を生きてきた記者にだからこそ語った本音(スポーツナビ)
これの続きはGスピリッツで。
武藤・全日本に無我・西村が殴り込み!? 久々の師弟対談で武藤が仰天プラン(スポーツナビ)
ああ、10月18日は興行戦争なのか。
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猪木絡みなんだろうなぁ・・・。
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DSもやるって!
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正しいトレーニングさえ積めば、30代過ぎても伸びしろはまだまだあるそうです。プロ野球の金本選手やUFCのクートゥア等がそういった人達です。イチロー選手も相当気を使っているそうです。数年で30代後半になりますが、あと数年で衰えそうな気配は全然見えませんし。
故障はやはり若い選手の方が少ないかもしれませんが、スピードやパワーを維持する事が出来るのであれば、経験がある30代の選手の方が有利なのではないかと思います。
ですので、これからの格闘界にはもっと昔で言う格闘適齢期を過ぎた中年がもっと増えていくと思います。
まあ最近の情勢にウトそうなターザン氏にはその辺は知らないでしょうけど。
これを言っては元も子もありませんが選手によると思います。30代でも衰えを感じず、むしろ進化してるようにも見える選手もいますし。でもアーツが未だにトップ戦線に君臨してるのは問題かなぁと(苦笑)。
それに新陳代謝の無さが問題なのであって年齢の問題じゃないと思います。秋の開幕戦でショッパイ相手であろうと勝ちさえすれば、その後の戦績が悪くても翌年の開幕戦に出れてしまったり、ファン投票とか開催国推薦とか取って付けたような理由で救済したりとかされたら、どんなに良い試合をされてもドッチラケになるんですよね。試合に緊張感があってもシステムに緊張感がないからチケットが売れなくなったと考察します。