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ブロードウェー・ミュージカルを3カ所で同時公演

 1つの作品を数カ所の公演会場で複数のチームの俳優達が同時に幕上げして披露する「同時多発公演」が初めて試みられる。劇団シンシ・ミュージカル・カンパニーが創作するブロードウェーミュージカル「Tick, Tick, Boom!」の異例な試み。シンシは「Tick, Tick, Boom!」を12月1日、大学路(テハンロ)ポリメディアシアター、江南(カンナム)の韓国電力ARTSPOOLセンター、新村(シンチョン)のサンウリム小劇場の3カ所で一斉に開幕する。もちろん出演陣も3チームで、演出者も3人で分担される。このミュージカルの登場人物は3人だが、大学路の公演はハン・ジンソプが演出、チュ・ウォンソン、チョン・スギョン、ソン・ギユンが出演し、江南公演はシム・ジェチャン演出で、ナム・ギョンジュ、チェ・ジョンウォン、イ・ゲチャンが出演し、新村公演はキム・チョルリ演出、イ・ゴンミョン、キム・ソンギョン、イ・ドングンチームとファン・ヒョンジョン、キム・ヨンジュ、ムン・ソンヒョクチームが出演する。複製芸術である映画でしか不可能だと思われていた「お近くの劇場でご覧下さい!」という宣伝が、ライブ芸術のミュージカル公演でも初めて可能になったのだ。

 ロック・ミュージカル「Tick, Tick, Boom!」は、国内での翻訳公演でも大ヒットしたブロードウェーミュージカル「Rent」の作曲者ジョナサン・ラーソンが残したもう1つの遺作だ。今年の6月、ブロードウェーで開幕され、続々と売り切れている「ホットな」新作。「Tick, Tick, Boom!」もやはり「Rent」同様芸術に人生をかけたジョナサン・ラーソンの自伝的作品。30歳の貧しいミュージカル作曲者が不安ばかりの人生で燃やす、創作に対する執念と愛、そして絶望と希望を描く。

 開幕は同時に行われるが、閉幕日はそれぞれ異なる。江南チームが12月9日、先に終了し、大学路チームが12月16日、新村チームが12月30日幕を下ろす。入場料も少しずつ違う。3つの公演会場のチケットを全部2枚ずつ買った観客には割り引きがあり、多くのプレゼントが用意されている。

 「同時多発」公演を企画したシンシ・ミュージカル・カンパニーのパク・ミョンソン代表は「観客が各自、便利な公演会場に訪れて鑑賞できるという点もあるが、チーム同士がそれと知らず競争し、『3チーム3色』の作品を作り上げるのも面白い作業だと思った」と話した。お問い合わせ02(1588)7890

金明煥(キム・ミョンファン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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