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〈TV端会議〉茶の間での感動をスクリーンでも

2007年10月07日12時33分

◇投稿募集
■次々週は
 爆笑問題が大学教授と激論を交わしたり、ビートたけしが数学の奥深い世界を紹介したり……。楽しく学べて、内容は本格派。こんな教養番組が注目を集めています。あなたのオススメの番組は? 「こんな教養番組が見たい」というリクエストも。15日(月)必着。
■次週は
 受信料を払いたくなるNHKの番組とは、どんなジャンルで、どんな内容ですか。こんな番組があればという希望や、受信料制度自体への意見もあれば。8日(月)必着。
■投稿方法
 応募はEメールでこちらまで。
tv@asahi.com
匿名・ペンネームでの掲載もOKですが、投稿時は住所・氏名・年齢・電話番号を明記してください。採用分には薄謝を進呈します。朝日新聞紙上で紹介するほか、本社各種電子メディアに収録する場合があります。

 今回のお題は「映画化してほしいドラマ」。最も多かったのは昨秋放送された「のだめカンタービレ」(フジ系)でした。「原作では、続きは舞台をフランスに移すので難しいとは思うけど、上野樹里と玉木宏の最高のコンビでぜひ映画でも」(東京都・次郎・12歳女性)

 “音楽もの”ならではの理由も。「のだめのピアノ、千秋が指揮するオーケストラを、映画館の大画面と音響に包まれて全身で感じてみたーい!」(大阪府・ひなごん・39歳女性)

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 ドラマの映画化というとやはりフジテレビへの期待が高いのか、今年4月の「ライアーゲーム」を推す声も。「放送中から映画化すると思っていた。お金を巡るゲームであってもお金におぼれず、主人公・直の人を信じる姿にも感動。あの心理的駆け引きを映画でも」(横浜市・奥村友理・22歳)。「手に汗握るストーリーと個性的な配役で早い展開に引き込まれたドラマなので、映画では最終決戦をじっくり見たい」(青森県・そら・16歳女性)

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 えー、フジが続きますが3シリーズが放送された「救命病棟24時」へは、「江口洋介が好演、医師の私から見ても医療現場の苦悩がきちんと描かれていた。医療崩壊が叫ばれるいまこそ、映画化で問題提起を」(高知県・崎村泰斗・49歳)。

 91年放送の「東京ラブストーリー」にも。「鈴木保奈美の印象も薄れてきたので、松嶋菜々子主演で女性の嫌な部分も見せて」(札幌市・佐藤庸子・44歳)

 また、懐かしいところで日本テレビの中村雅俊主演の「われら青春!」などの青春群像ものや、夏目雅子が出演したNHKの「ザ・商社」を推す声も。

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 時々ある、ドラマと映画が違う配役で別々に制作された「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」のような例についての声。「ドラマに感動して映画も見ましたが、まったく別モノ。できれば一体化して作ってほしい」(三重県・さやえんどう・44歳女性)

 最後にこんなご意見も。「好視聴率の連ドラの映画化がパターン化してますが安易にしてほしくない。1週間待たされるあのじれったさと余韻が連ドラの『うまみ調味料』では」(東京都・ラッキー・40歳女性)

◆記者もひとこと

 「HERO」の公開中で、軽い気持ちで募ったテーマでしたが、ラッキーさんのように考えさせられるご意見もいくつかいただきました。例えば、普段は映画館に行かない層をドラマの力で集客しようという商業主義への批判や、ドラマの前提なしで見た場合の映画単体の完成度への疑問など。確かにそう感じること、ありますね。ただ、テレビを見るのも映画館に足を運ぶのも、決めるのは私たちです。それぞれの批評眼で見極めていけばいいのではと思います。

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