低価格パソコン 海外で販売増
IT関連の調査を手がける「IDCジャパン」の調べによりますと、去年1年間の日本でのパソコンの販売台数は1370万台余りと、前の年より2.7%減りました。一方、海外では、日本を除くアジア・太平洋地域が18%、ヨーロッパや中東で11%と2けたの伸びを示し、世界市場全体では9.8%販売が伸びました。また、1台あたりの平均価格を見ますと、デスクトップ型では、日本が13万7000円と突出して高く、アメリカで7万4000円、アジア太平洋で7万1000円などと、海外市場では低価格の製品を中心に需要が伸びています。これは、日本市場では地上デジタル放送の受信など高い機能の製品を各社が投入しているためで、ノート型でも、日本では平均15万8000円と世界で最も高額でした。これについて調査会社では「日本でも企業向けの市場では低価格化が進む傾向にあり、国内のメーカー各社は一段とコストを抑え、国際競争力をつける必要に迫られている」と指摘しています。 |
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