「よくやった」――。

　Ｖ６の井ノ原快彦（３１）と入籍した瀬戸朝香（３０）の好感度がアップしている。

　これまで、ジャニーズの人気タレントと熱愛が発覚したタレントはファンからバッシングを浴びるのが恒例だった。嵐の二宮和也との交際を報じられた長澤まさみや、ＳＭＡＰの中居正広との結婚が騒がれたフジテレビの中野美奈子アナも、徹底的にたたかれた。

　しかし、知り合って１２年たっている井ノ原と朝香はファンから認知されていたし、井ノ原の“いい人キャラ”が定着していることもあって、むしろ祝福されている。

「ジャニーズの人気タレントは基本的に結婚が許されない“暗黙の掟”があって、長瀬智也と浜崎あゆみ、国分太一とａｉｋｏのように、待ち切れなくて破局したカップルも多い。そんな中、粘り勝ちした朝香には、いちずに障害を乗り越えた良き妻というイメージがつきました。最近ありがちな“できちゃった結婚”じゃないところも好印象。今後の朝香にとって大きなプラスです」（芸能リポーター）

　朝香は９６年のドラマ「Ａｇｅ，３５　恋しくて」（フジ）で芯の強い未婚の母を演じ、女優としての評価を高めた。しかし、その後はインパクトに欠け、いまひとつ目立たなかった。今年出演した連ドラは「ライフ」（フジ）１本で、映画も「それでもボクはやってない」と「怪談」の２本しかない。ＣＭもユニ・チャーム「ソフィ」のみである。

「結婚したことで、洗剤などの家庭用品や食品のＣＭ出演の依頼が増えるだろうし、子供ができれば紙おむつなど、ベビー用品の企業からも声がかかるのは間違いない。女優としても、これまでのような強い女の役だけでなく、幅広い役柄のオファーがあるでしょう」（テレビ関係者）

　ジャニーズの“暗黙の掟”を突破した朝香は前途洋々。これからガッポリ稼ぐことに。１２年間辛抱してよかったね。

【2007年10月3日掲載】