Not Found

さくらももこ著『まる子だった』
《2005-04-06 | 文学的雪かき


まる子だった

集英社

このアイテムの詳細を見る

 前に「さくらももこのエッセイも落ちたな」的なことを書いたが、この『まる子だった』を読んで、先の発言を撤回せねばならくなくなった。これは僕が期待していた通りの“さくらももこ”のエッセイだ。とてもくだらない。もちろんいい意味で。

 ただひとつ気になったのは、さくらももこ本人がタバコを吸うという点だ。別に作家なんだからタバコくらい吸うだろうけど、イメージとして『ちびまる子ちゃん』や『コジコジ』といった漫画をかいてる人とタバコは結びつきにくい。ずっと前、ニュースステーションに松たか子出たときのことを何となく思い出した。「ゲストは松たか子さんです」と紹介したあとに、久米宏が「いやぁ、びっくりしましたよ」と一人で感心しながらうなったのだ。そして「何がびっくりしたかというとね、僕、松たか子がタバコを吸うなんて思わなかったんですよ」とか言っちゃったのだ。あのときの松たか子の「いきなり何を言うんだこのおっさんは」的な困惑した表情を忘れない。この日松たか子は最後まで機嫌が悪そうだった。やはりイメージとして、表に出していいことといけないことがあると思うんだよね。まあ、さくらももこにとっては余計なお世話だろうけどね。

《Comment [0] | Track back [0] | URL

<< また楽天か 春なので、モノローグ >>