 | 新たなバイオガソリン販売へ バイオエタノールは、二酸化炭素を吸収して育った植物が原料のため、燃やしても二酸化炭素の排出量がゼロと見なされることから、地球温暖化対策の1つとして世界各国で普及が進んでいます。新たに販売が始まるのは、大阪・堺市のプラントで廃木材を原料に作られたバイオエタノールを3%混ぜた「E3」と呼ばれるガソリンで、一般の乗用車やトラックでも普通のガソリンと同じように使うことができます。今月9日から大阪の2つのガソリンスタンドで事前に登録した車を対象に販売されます。バイオエタノールを混ぜたガソリンは、日本国内では製法が異なる2つの方式が並立しており、このうち石油連盟が進めるバイオエタノールをあらかじめ石油ガスと合成してからガソリンに混ぜる「ETBE」方式はことし4月から首都圏で販売されています。環境省などが普及を目指す「E3」方式のバイオエタノールは、当初、ことし8月から販売する計画でしたが、「品質に問題がある」として導入に反対する石油業界が協力を拒み、バイオエタノールに混ぜるガソリンが確保できなかったため、2か月近く遅れてのスタートとなりました。価格は、レギュラーガソリンと同じ程度に設定されるということです。   | 10月7日 5時3分 |
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