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現地特派員が伝える パリ
海外グルメ情報 grumet information from Paris
パリのお手拭事情
 
Published : 2007/10/01
日本では、レストランに行くと何も言わなくとも出てくるお手拭ですが、フランスのレストランではめったにお目にかかることはできません。素手でフランスパンをちぎって食べるのに、手も拭かないなんて・・・と日本人である私は思ってしまいます。常にバックの中に、日本から持ってきたウェットティッシュを忍ばせておくか、食事の前にお手洗いへ行って手を洗うか、「郷に入ったら郷に従え」とフランス人たちのようにそのままの手で食べるか・・・。私達に残された選択肢はこんなものでしょうか。

たしかに、フランス料理では骨の多い肉類や甲殻類などを手で食べた後に手を拭くための、フィンガーボールやそれに代わるお手拭が出されることがありますが、食事の前に手をきれいにするためのものではありません。
そんなことを考えていた頃に行ったレストラン、Le Fumoirでなんと日本式のお手拭が出てきました!星付きレストランに行っても出てこなかったお手拭が、こんなところで出てくるとは驚きでした。

が、ちょっと日本の物とは違うことに気がつきます。まずにおい。柑橘系の匂いをとても強く感じます。そして、水の絞り具合がとてつもなくゆるいので、手を拭いていると水がぽたぽたと落ちてきてしまうことも大きな違いでしょう。
そうはいっても、異国の地で懐かしい友人に会った気分とでも言うのでしょうか、食前に手を洗いに行く心配から開放されたことは確かです。
 
SHOP DATA
[Le fumoir]ウェブサイト
住所:6 rue de l'Amiral-Coligny 75001 Paris
    (ルーブル美術館のすぐ隣)
店内には小さな図書館もあり、本に囲まれながら食事やお茶を楽しむことができます。

特派員
特派員紹介 高村 あゆみ  
一緒に食事をする人10人中10人が皆口をそろえて私に言う言葉、「本当に幸せそう…。」(笑)語学習得と修士論文執筆の傍ら、日々おいしいものを求め、レストラン、サロン・ド・テ通いをする日々。一日一杯のカフェと一日一個のケーキがもはや日課となっている、食べること大好きなパリ在住大学院生。

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