2007年 10月 6日 |
|
|
貨物船沈没事故で流出した油の回収作業続く
|
△▼ |
5日夜、丸亀市沖の瀬戸内海で貨物船が他の船と衝突し、沈没した事故で、付近の海上では6日、流出した油の回収作業が続けられました。この事故は5日午後8時すぎ、丸亀市牛島の西、約3キロの瀬戸内海でカンボジア船籍の貨物船、グランド・フリー号(648トン)がタグボートに引っ張られていた台船と衝突し、沈没したものです。けが人はいませんでしたが、貨物船から燃料の重油などが流出し、油の帯は最大で長さ約4キロ、幅約2キロにまで広がりました。高松海上保安部などの作業で、貨物船からの流出は午後1時半頃までにおさまりましたが、海面の油の回収や、放水などで油を散らす作業は7日までかかると見られています。貨物船は現在、深さ約30メートルの海底に横になった状態で沈んでいるということです。
|
|
|
ことでん長尾線に高架橋完成
|
▲▼ |
高松市のことでん長尾線に高架橋が完成し、6日、記念式典が行われました。式典にはことでんや国の関係者など約50人が出席し、完成を祝いました。完成した高架橋は高松市東山崎町から前田西町までの約1.7キロの区間です。国や県などが1993年から総事業費約57億円をかけて整備を進めていました。高架橋が完成したことで、この区間にある国道11号高松東道路などの14の踏切が廃止になり、道路渋滞の解消が期待されています。また、ことでんで初めての高架駅となった水田駅は高齢者や障害者でも利用しやすいようにエレベーターが設置されています。高架橋の供用開始は7日の始発からです。
|
|
|
総社市で2件の不審火
|
▲▼ |
6日未明、総社市でごみステーションなどを焼く火事が2件相次ぎました。警察では、いずれも不審火とみて調べています。6日午前1時40分ごろ、総社市中央のごみステーションから火が出ているのを通りがかった女性が発見し、119番通報しました。消防が消火にあたり、火は約10分後に消し止められましたが、スチール製の物置や中にあった生ごみを焼きました。また、その約10分後には約200b離れた総社市真壁の建設現場で野積みにしていた段ボール3、4箱を焼く火事がありました。警察では2つの現場が近く、いずれも普段は火の気が無いことから、連続放火の疑いもあるとみて調べています。
|
|
|
後楽園で能と狂言の鑑賞会
|
▲▽ |
300年前に能舞台が作られた岡山市の後楽園で6日、能と狂言の鑑賞会が開かれました。この鑑賞会は岡山県郷土文化財団が毎年開いているものです。16回目の今年は岡山市の能楽師で観世流師範の藤井千鶴子さんら25人が能の「二人静」と狂言の「盆山」という古典的な演目を披露しました。後楽園の能舞台はちょうど300年前の1707年に岡山藩主・池田綱政によって作られ、当時は家臣の他、農民や町民などにも公開されていました。主催者側では「歴史のある舞台で能や狂言に触れることで、古典芸能への関心を一層、深めてもらえれば」と話していました。
|
 |