釧路放送局

2007年10月5日 18時55分更新

阿寒湖の医師求め要望


道東を代表する観光地、阿寒湖温泉で唯一の診療所の医師が不足している問題で、地元住民の代表が5日、医師の確保を求めた1200人あまりの署名を道の釧路支庁に提出しました。

署名を提出したのは、阿寒湖温泉の住民でつくる協議会の金山泰明会長ら2人です。この中で金山会長は、道立阿寒湖診療所で、ことし4月から常勤の医師が不在になり、診療日が週に3日だけになったことで、住民の生活に加え、地域の観光業にも影響が広がっているとして早急な医師の確保を求めた、住民の7割以上に当たる1200人あまりの署名を釧路支庁に提出しました。これに対して伊藤芳和・釧路支庁長は「地域医療に関心がある医師に呼びかけるなど、最大限の努力したい」と話しました。協議会の金山会長は「住民の思いを伝えることができた。この署名活動が、医師確保の道筋になると期待している」と話していました。