まず第1回は「今度はこうしてみたら?提言編」
次に2回目は「関係者との対話、ウラ話編」
そして第3回を「見て来て聞いた、富士と鈴鹿の違い」
という感じで。
第1回「今度はこうしてみたら?提言編」
以下は筆者の思ったこと、ってだけですから。
思いつくままに、ちょっと書いてみた。
富士でF1っていうニュースが流れてから、我々の間でとにかく気になっていたのだ観客の輸送の問題だったんですけど。爆発しちゃいましたねー、あまりにも悪い方の予想通りだったなあ〜。
事前に「あんなこと、こんなこと、あったら大変じゃん」とか想像していたことが現実になったよ。悲しいねえ。
パーク&ライド、トレイン&ライド、この方式はベストとは言わないまでもベターな選択だったのは、きっとそうなんだろう。
もしも大量の自家用車をあの二ヶ所のゲートから出し入れしていたら、混雑はこんなもんじゃなかっただろうから。
筆者は自家用車がサーキット近くにまで入って来られる方式は推奨しない。バス方式そのものは間違っていないと考えている。コースの外の道路が流れていたのはひとえにバス方式だったからであって、自家用車がある程度以上増えると混雑が始まり、それはGTの5万人来場でも明らかだが長い時間解消されないことだからだ。
駐車スペースを見ると、バスは乗用車4台分の場所を取り、車庫出し入れ分に多めの間隔が必要であるものの駐車の効率がいい上に輸送力は絶対だ。乗用車がほとんど2〜3人で乗ってくることを考えるとバスは4台分のスペースを使っていても乗用車なら8〜12名分の駐車スペースで50人乗れる乗り物だから。
問題はそのパーク&ライドにあったのではなく、バス乗り場の運営、交通ルートの整理、そして情報の枯渇だ。
対策は簡単そうにも思える。
下記のようなことはそれほど難しいことだろうか?
1)TIの田中社長(当時)がF1開催時に英断したような「決勝後はコース上をバス乗り場にしてしまう」ような大胆な発想を。
・1コーナー乗り場は御殿場行き。
・Aコーナー乗り場は○○行き
なんて感じで観客を分散することができたはずだった。
その上でお客さんには4〜6列に並んでもらい、50人程度のグループに分ける(あるいは単に列の長さで人数を把握できる)ことで所要台数の目安を提供できたりするのに。
広いコース上なら、一ヶ所に数千人が並んでいても混雑感が今回ほどではないし、そうするとストレスも減るし、バスも流せるし。
降車場から警備員を回しつつ、客席の警備担当を横流しして案内の人数確保すれば要員は充分だったろう。
こういうのはノウハウだから、何も知らない上司が「コースに客はいかん」とかいうと通らない。でも確実にスムーズさを生むのはTIで実証済み。
2)サーキット近くの一般車両通行止め区間を全て一方通行にして、出て行くバスと帰ってくるバスが交差しないルートマッピングの計画を。
とにかく狭い道を交差したり、出入り口で滞ったりするのは目に見えていたのに、その準備を怠ってたよね。シャトルバスの場合、出て行ってから帰ってくるので帰り道の確保が需要だったのに。
バスが来ない、バスが来ない、バスが来ないって、お客さんはストレス溜めてるのにサーキットを出てみたら空車のバスが行列して入場待ちしているのを見たら「なんだよ、空車あるのに入って来れないだけかよ」ってみんなキレるわ。
3)サーキットゲートが狭いのである程度の台数のバスはサーキット外にターミナル(っていってもバスが転回できて客が千人くらい並べるスペースがあれば充分)を数カ所設けて「多少は歩いて外に出る客」を容認する手もある。
あのゲートから全てのバスを出し入れしようとしたのに無理があったのだし。サテライトから4分の1くらいの台数が発着してくれたら相当混雑解消に役立つのだから。
5時間待たされることを考えたら、30分(2キロ)くらい歩くのはわけない。
富士霊園ターミナルからバスが出ます、といった感じで発着場の分散化が可能だった。
1)のコース上乗車、2)の一方通行と合わせれば歩行者が一般道を歩くための歩道確保も少なめで行ける可能性がある。
これらの対策で、今年のような混雑はほぼ解消される可能性がある。
導線計画をきちんとすれば、サテライトターミナルはなくても可能かもしれない。
・コース上バス乗り場の各コーナーはビジョンの前に客が並ぶ格好にして2時間のレースを2回も見ているうちに全員乗れれば暇も潰れるし。
・4〜6列で並んでいれば、後どのくらいで乗れるか予想がつきやすいので交代でトイレに行ったり売店に行ったりもしやすいだろう。
・コース上ならバスをどんどん入れて、一度に何台ものバスに乗車をさせることも可能だから一台ずつ乗せていた今年の方式よりも数倍の効率で乗れたはずだ。
・バスに乗ってしまえば、その後の渋滞は乗っていない状態で待っていることに比べれば楽なのは言うまでもない。
・つまり、乗車計画を考える時に、とにかくどんどんお客さんにバスに乗ってもらうことを優先すると良いのだと思う。
今回オレは火曜日に富士に入った。
それでその夜食事したお店の人を始め警備の人やカメラマンシャトルの運転手などなど、要するに地元の人がみな「なんか先日シャトルバスのシミュレーションしたらしいんですけど、時間が足りなかったらしいですよね」と、今回の輸送の難しさを知っていた。
あの辺の人達が知っていることだったんだから、FSW上層部はもっと知っていただろう。事前に、だ。
「○○さん、このままじゃ無理です。間に合いません。見られない人が出たり、帰れない人が出ます」
「そうですか。間に合いませんか。しかしもう計画は変えられません」
「じゃ、じゃーどうすれば??」
「このまま、計画通りに実行するしかないでしょう」
「でもそれじゃ・・・・・」
「あとは私が謝罪します」
そのような会話があったかどうかは知らないが、計画では無理というところから強行したのは間違いないわけだから、まあ言葉使いには違いがあったとしても似たようなことがあったに違いない。
だったら待ちの時間を工夫してあげてよね。
最小限、愛でしょ、それが。
今回85名が「シャトルの遅れで決勝レースに間に合わなかったため交通費、宿泊費を含む費用の払い戻しが行われる」と報道されているけど、とんでもない。
オレが見ていた1コーナーのカメラマン撮影スタンドから東ゲート方面は、SCスタートの後も歩いて席に向かう人の流れは途切れていなかったよ。
シャトルに乗ったままスタートを迎えた人が85人だったのであって、見られなかった人はもっと多いよ。
それはシャトルが渋滞で動いていなくて、徒歩でサーキットに入った人だと思う。(ゲート通過時間で切った、との情報もあり)
だから「オウンリスク」でその人達には保証はないわけで。
・・・・・
お客さんのストレスのほとんどは「情報不足」から生じる。
情報不足でストレスを感じている上に、バス自体が来ない。
来ないのはなぜかという情報がまたない。
これじゃダメだ。
列がぐねぐね曲がっていて、どこ行きがどの位並んでいるのか、も、計り知れない判断もできない情報不足。
これじゃダメだ。
オレ、言っちゃなんだけど、昔の仕事が「イベントプランナー&イベントディレクター」だからね。気になり始めると気になっちゃって、言いたいこと山ほど出てくる(笑)
アポロ13号という映画を見た方ならお判りになると思うが、ミッションディレクターという立場の人が「現場のすべてを把握して的確に指示を出して行く」のがカッコいい映画なんだけど。ああいう腹くくった総合ディレクターの判断力を疑うばかり。居たのかどうかも疑わしい。
情報系統の見直し、これ大切だと思うけど、んま鈴鹿の項で書くわ。
想像ではバイトも日曜の朝には欠勤が多かったことと思う。
土曜の惨状では、バイトレベルでは少々の風邪を引いたと言って休むこと想像できる。
2〜3時間待つ。
そういう覚悟を持って現地に行った人がほとんどだったと思う。
というか土曜を見ていれば日曜が多少良くなっても時間掛かるのは覚悟の上での来場だったろう。
覚悟していてもなお、許しがたい状況だったと思う。
3〜4時間待ったって、ホスピタリティーに満ちあふれていれば文句は出なかっただろう。
「富士でGTの時は5万人でも5時間掛かる」と言われていたのだから、ある意味健闘したとも言えるのかも知れないが、客も、オレも、そして誰もそうは思っていない。
つまりは「巧くできなかった」ということだ。
情報。ホスピ。案内&誘導整理。
これが来年へのテーマか。
駐車場や場内のドロドロの道などは世界共通なのでしゃーない。
C席問題などは来年再度起るとは考えられない。
旗とか横断幕問題も来年への持ち越しはないだろう。
その他の「えーっ?そんなのあり得ない」という問題の多くは「愛が欠如」していることから生じたことが多いように思う。
問題はその「愛の欠如」だ。
来年、いきなり愛が育まれるとは思いがたい。
観客Love!というのは長年のFSWのテーマだが改善されないのはなぜなのだろう。
その点が危惧される。
この項、了。
GTの時は、バス待ちの長蛇の列が出たわけでもなく、サーキット内もシャトルバスがあり、端から端まで歩かされることもなく、予選1日前から決勝まで まともな暮らしが出来ましたよ。
車で中に入っていたので、ゲートを出る時に渋滞はありましたが、車の中だったので我慢できる範囲です。
集まった人数が違うとはいえ、今回はひどすぎました。
だいたいシャトルバス乗り場からメインスタンドまで 歩かせすぎでしょう。事前告知もなく、運営側の考えのみで採用された案ですよね。
バス待ちの対応について
フジテレビが巨大スクリーンを駐車場に準備して、レース映像を流せ!と思いましたよ。
その辺り、待ち人を楽しませる方法は、海外に学べ!ですね。アメリカのアトラクション乗り場で、長蛇の列が出来たとき、ビルの外壁をスパイダーマンが登ってました(もちろん映像です)外まで並んだお客さんも映像を見て大喜び。並ぶことが苦になりませんでした。
まぁ そこまで気が利くなら、あの長蛇の列,大ブーイングは起きなかったと思いますが。。。
鈴鹿には隔年ぐらいのペースで行ってたのですが、今年はFSW周辺の地理・パーク&ライド方式の組み合わせを見てあきらめました。
自分みたいなシロートにも予測できる事が、主催者は理解していなかったのか?わかっててやったのか?
前者であれば、主催する能力がないことになるし、後者なら論外ですよね。
とりあえず、来年も行かない方針で、再来年の鈴鹿までお金貯めようかな・・・と考えてしまいます。
けんさわさんが書かれていること、至極もっともなお話でございます。
また、他の方も書かれていますが、やはり「F1に対する愛情」「お客様に対するホスピタリティ」ってのが皆無でしたよね。テレビ観戦していてもそれが痛いほど伝わってきまして・・・見ていても痛々しいだけでした。
あと、アルバイトの募集なんですが、自分が見たのは、とある人材派遣会社からの連絡でございました。あえて時給は伏せますが、こんな具合で書かれていました。
「FSWの大規模レースの警備のバイト。3日間、富士に通える人。警備場所はサーキット外です。交通費、昼食、宿泊場所などはこちらが確保します・・・」
さて、果たしてこれで何人の方の応募があったのでしょうか?また、本当に宿泊場所などは確保できていたのでしょうか?疑がおうと思えばいくらでも疑えますよね。
決まってしまったことは仕方ない。
でも、周囲の意見を聞く耳をもたないと・・・FSWやトヨタさんは本当に行き場がなくなってしまいます・・・それがわかっているのかどうかも・・・不安ですが。
ケンサワさんがおっしゃる通り、「愛」が足らなかったと感じた冨士GPでした。
観戦あきらめCS組でしたが、仰るとおり愛がなくて寂しくて切なくて、最後までテレビを見ることができたのは、それでもレースを続けるドライバー達と、じっと見ている大勢のお客さん達のおかげでした。
そして今、色々考えすぎて頭が疲弊しています(苦笑)。
まだごちゃごちゃしていますが、こちらを読ませていただきつつ整理整頓&前向き提案を私なりに考えていきたいです。
効率とコストパフォーマンスばかりを追求しすぎている日本の企業が陥った罠、そんな気がする今回のGPでした。
PS:北川さんの直前盛り上げがあったからこその盛り上がり、そしてマナー(ゴミ袋飛ばすなー!とか)だったんだなと改めて実感中です。
「さっきまでレースやってたコース上を走れて嬉しかった。タイヤカスとか落ちてたから拾って土産にもなったし」
と、いい思い出になってたようです。
せめて、今回の富士もこんな感じにしてくれてたら、天候は悪かったけどいい思い出になってくれたんじゃないかなぁと思っています。
ほんと今回、レースファンに対する“愛”が全然感じられませんね!
あと、ピエールさんはうまいだけじゃなくてお客さん思いですよね。
鈴鹿にFN観に行ったりするとウチの車の湘南ナンバーとか見て「鈴鹿に来たの?」ってよく声かけられます。
バスで通過したかぎりFSWに入るまではF1の雰囲気なんて全然感じませんでした。
レースは面白かったけど・・・。
あれならたいていの人はTVのほうがいいやになりますよね。。。。
ご無沙汰です。
あの時のお助け隊、Sugaさんとはいまだに交流があるんですよ。
今回も偶然お会いしたりして(笑)
富士参加組、大変でしたね。
私の仲間も「生まれて初めてのF1」に勇躍赴いて酷い目に遭って帰ってくるのを聞くといたたまれなくなるのなんの。
1日で改善されたかと思い家に帰ってPCを見るとクレームの書き込みばかり。
夕飯を食べて帰宅が7時だったのは奇跡だったんですんねぇ。
ちなみに鈴鹿に比べて場内放送がさみしかったのは確か。
やっぱり鈴鹿、もてぎのピエールさん、最高ですよね。