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【静岡】

掛川市病院存続へ 住民団体が市長らに申し入れ

2007年10月5日

 掛川市と袋井市が進める自治体病院の統合に対し、掛川市の「市立総合病院を充実し現在地での存続を願う会」(代表世話人・塩沢忠和弁護士)は4日、現在地での病院存続を求める市民らの署名が1万1000人を超えたとして、戸塚進也掛川市長と鳥井昌彦市議会議長に「統合の結論を出すには早すぎる。市民代表も含め病院のあり方を検討すべきだ」とする緊急の申し入れをした。

 願う会では今後も署名活動を続け、11月議会に請願を提出する。

 塩沢代表世話人ら15人が市役所を訪れ、「市民にとって一番重要で身近な問題に市民の声が反映されていない。統合は慎重に、医師不足は緊急の課題として解消に取り組んでもらいたい」と求めた。戸塚市長は「病院問題は2年半かけて研究してきた。議会でも十分な議論をしてもらった」と強調し「建設場所などは協議会で決める。さまざまな点を十分考慮しながら協議していく」などと理解を求めた。

 

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