中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 福井 > 10月5日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【福井】

“潜在看護師”の現場復帰を支援 福井大が「学び直しプログラム」

2007年10月5日

◆最新医療の技術と知識を指導

 福井大は本年度、出産や子育てで退職したままになっている「潜在看護師」に最新医療の技術と知識を提供し現場復帰を促す「学び直しプログラム」を始める。現場を離れていた不安を取り除き、深刻な看護師不足を少しでも軽減する狙い。

 プログラムは、県看護協会の支援を受け、同大医学部看護学科が実施。会場は永平寺町の福井大松岡キャンパスを利用する。同じ教育課程を二度行い、第一期は十月十七日、第二期は来年一月十二日にそれぞれ始まる。いずれも毎週水曜日の午後と、土曜日の午前に各三時間、三カ月間にわたって開講。両期にまたがっての受講も可能で、より高い技術の習得を目指す現職看護師も申し込める。

 プログラムの主なテーマは▽救急・災害時の看護▽がん患者の看護▽医療事故防止と院内感染予防−など七項目。各項目に応じた技術演習や講義、病院実習を行い、指導には同大看護学科の教員と付属病院の認定看護師が当たる。

 定員は両期とも二十人程度で受講料は五千円。受講者には同大が履修証明書を発行する予定。第一期の応募締め切りは十日。問い合わせは福井大松岡キャンパス総務室企画係=電0776(61)3111=へ。

 同プログラムは、再就職支援に向けた文部科学省の委託事業の一つ。最長で三カ年を予定しており、本年度の国からの委託費は千四百万円。 

 (小柳保志)

 

この記事を印刷する

広告