スターフライヤー(SFJ)関西発羽田行き20便(エアバスA320、乗客144人)の機長が4日、乗務の際に携帯することが航空法で義務付けられているライセンスを手元に持たずに操縦したことが分かった。
折り返しの羽田発関西行き21便の出発直前に、国土交通省の検査官にライセンスの提示を求められ発覚。ライセンスは3日に北九州市内の自宅を出る際に置き忘れたとみられ、3日の羽田発関西行き25便も不携帯のまま操縦していたという。
代わりの乗務員の手当てがつかなかったため、4日の21便など2便が欠航し、乗るはずだった計169人は、他社便などで目的地に向かった。
SFJによると、機長は外国人。3日の羽田―関西便を運航した後、関西空港近くのホテルに宿泊し、4日も早朝から乗務していた。
運航前には、自分で所持品のチェックをすることになっているが、SFJによると機長は「持っているものと思って乗務してしまった」と話しているという。〔共同〕(15:00)