 | 生保4社 不払い500億円超 生命保険各社は、過去5年間にわたる保険金の不払いの最終的な調査結果を5日、金融庁に報告しますが、関係者によりますと、「日本生命」「第一生命」「住友生命」それに「明治安田生命」の大手4社では、不払いの件数がおよそ70万件、金額にして500億円を上回ることが明らかになりました。大手4社は、ことし4月の中間報告で、保険金の不払いの件数はあわせて17万件、金額で162億円と公表していましたが、件数は最終的におよそ4倍に膨らんだことになります。不払いが大幅に増えたのは、医療保険などの特約として入院費用とは別に支払うことになっていた退院後の通院費用を契約者から請求がなかったことを理由に支払っていなかったケースが新たに見つかったことに加え、契約者が保険料の支払いを途中でやめた場合に保険料の一部を払い戻す「失効返戻金」についても支払っていないケースが多数、明らかになったためです。生命保険各社は、不払いが見つかった契約者に保険金を支払うとともに、契約者に特約の内容などを知らせるシステムの導入などを進めていますが、不払い問題の影響で新規契約の減少や解約の増加などに直面しており、早期の信頼回復が課題となっています。   | 10月5日 5時3分 |
|  |  | 生保4社 不払い500億円超 10月5日 5時3分
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