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10/04-12:56--プロ野球高校生対象ドラフト　県から２人指名　森田内野手（関西）が阪神、津田投手（倉敷）が日ハム

　高校生を対象とするプロ野球のドラフト（新人選択）会議が３日、東京都内のホテルであり、岡山県からは関西高（岡山市西崎本町）の森田一成内野手（１８）が阪神、倉敷高（倉敷市鳥羽）の津田大樹投手（１８）が北海道日本ハムから、ともに３巡目で指名された。校内でそれぞれ記者会見した二人は「早く一軍に上がりたい」とプロでの活躍を誓っていた。　森田選手は「阪神の金本知憲選手が目標。自分の魅力の長打力をプロでも発揮したい」と抱負を語った。江浦滋泰監督は「守備力と体力を向上させ、活躍できる選手になってほしい」と激励した。　津田選手は「目標はソフトバンクの新垣渚投手。早く一軍に上がって、勝てる投手を目指す」と語り、山本皙監督は「今度はプロの世界で活躍することが目標。一ファンとして見守りたい」とエールを送った。　両選手ともにグラウンドで野球部員から胴上げされたり、肩車をされたりと手荒い祝福を受け、喜びを爆発させた。 ■抜群の長打力　森田内野手　森田選手は岡山市出身。抜群の長打力を持つ超高校級のスラッガーとして早くから注目を集め、３年間で25本の本塁打を記録。甲子園には３度出場した。右投げ左打ち。関西高からのドラフト指名は昨年の上田剛史（ヤクルト）、ダース・ローマシュ匡（日本ハム）に続き、２年連続。 ■147キロ速球武器津田投手　津田選手は右の本格派。甲子園出場こそないが、181センチの長身を生かした最高147キロの速球を武器に、高校通算防御率2.20の安定した成績を残した。和歌山県出身。倉敷高の選手のドラフト指名は史上２人目。注目の中田翔選手（大阪桐蔭高）とはチームメートになる。高い打撃センス小学校時代森田内野手　小学校時代、地元の軟式野球チーム「岡輝レンジャーズＪｒ．」に所属していた森田一成選手（関西高）は、当時から打撃センス抜群だった。　６年生になった２００１年には、県内軟式野球チームの頂点を決める岡山県少年野球大会（岡山日日新聞社主催）に岡山地区代表として出場。背番号１を付け、試合では先発投手を務めた。　飛び抜けているのは打撃面で、小学６年までの通算打率は５割３分６厘。同チーム２１年間の歴史の中で１位を誇る。同チームＯＢで現在千葉ロッテで活躍するサブロー選手をも上回っている。　当時を知る同チームの川西一夫監督は「明るく気が優しい子で、両親も一成を熱心に支えていたのを思い出す。サブローに続く活躍を期待しています」とエールを送っている。