日本科学技術連盟(御手洗冨士夫会長)が実施し、日本経済新聞社が協賛した第3回「品質経営度調査」で、シャープが総合ランキング1位となった。同調査は品質にかかわる現場の管理状況、人材育成策、顧客対応策などを評価したもの。シャープは2005年実施した前回調査で7位だったが、全社的な品質改善運動の取り組みが評価された。(詳細を5日付日経産業新聞に)
調査では「品質向上への仕組み作り」と「新製品開発と製造現場の実践活動」に大別して取り組みを聞いた。シャープは社員表彰制度の新設や、技術者を対象とした認定制度の創設など、「品質改善のモチベーションを高める取り組みを強化してきた」(同社)ことが高い評価につながった。
調査は国内製造業の有力企業523社を対象に6月上旬から7月末にかけて実施。215社から有効回答を得た。日科技連を中心に品質経営に詳しい専門家による委員会を組織、アンケートを作成した。調査・解析は日経リサーチの協力を得た。(22:00)