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PRIDE.29
2005.02.20 さいたまスーパーアリーナ
第10試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
1R 3分42秒 TKO(スタンドでのパンチ)

ミルコ・クロコップ / MIRKO CROCOP
MIRKO CROCOP
ミルコ・クロコップ
WINNER

MARK COLEMAN
マーク・コールマン
マーク・コールマン / MARK COLEMAN
コールマンは凄まじい勢いでまくし立てた。「5週間、出来る限りの最善を尽くした。5週間毎日練習して、最高のコンディションを作り上げてきたよ。今回は勝つ自信がある。コンディションも最高だ。俺はチャンピオンに戻る事を考えている!」。自信に満ち溢れた表情、上気した顔。これほどのやる気に満ちた、試合前からエキサイトしたコールマンは見た事がない。彼を見ていると、「必ずミルコをテイクダウンする。そしてパウンドで決める。すぐに試合を終わらせる」という言葉は現実味を帯びてくる。
 ミルコからテイクダウンを奪ったウォーターマンよりレスリングのテクニックがあり、ミルコをKOしたランデルマンよりも体が大きいコールマン。ランデルマンと共に打倒ミルコ対策を練り、一度はランデルマンがミルコ攻略に成功した。UFC、そして第1回PRIDE GPを制したベテランが、再び頂点を目指して本気になった!
「ミルコを倒し、6月にヒョードルに挑戦する権利を奪ってやる」と言うコールマンに対し、「それは無理だろう」と否定するミルコ。悲願であるヘビー級王座奪取へ向けてミルコが豪快にアピールするのか、それともコールマンがそれを阻止するのか。最も危険なメインイベント、いよいよゴング!
 コールマンはゲートに姿を現すと同時に、両手を叩きながら凄まじい形相で叫び声を上げる。花道を進むその表情も、気合い満点だ。リングインすると、ステップを踏んでリング上に大きな弧を描いた。ミルコは両手を広げ、ゆっくりと落ちついた表情でリングへ歩を進める。静と動。全く対照的な二人であった。リング上で向かい合うと、ミルコは真っ直ぐに見つめ、コールマンは落ち着きなく視線を動かす。

第9試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
3R終了 判定 2-1

クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン / QUINTON RAMPAGE JACKSON
QUINTON RAMPAGE JACKSON
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
WINNER

MURILO NINJA
ムリーロ・ニンジャ
ムリーロ・ニンジャ / MURILO NINJA
ミドル級GP一回戦で行われてもおかしくないカードが実現した。シウバに敗れたとはいえ、絶対王者をあと一歩のところまで追い込み、改めてその実力を知らしめたジャクソンと、シウバの弟分にあたるニンジャが今宵、激突する。前日のインタビュー、おどけた表情を見せるジャクソンは「シウバを10としたら、ニンジャは5しかない。でも俺は2だよ」「KO負けしないトレーニングを特訓してきた」と嘯く。しかしこれはあくまでジャクソンのリップサービス。シウバへのリベンジを目論み、まずは仮想シウバとしてニンジャを倒しておこうと思っているはずだ。一方、ニンジャにとってジャクソンは「オイシイ」相手だ。今やミドル級のNo.2と言っても過言ではないジャクソンを喰えば、ミドル級の序列を一気に覆す事が出来る。ヘビー級で戦うという、貴重な経験を積んだニンジャ。このチャレンジがニンジャをファイターとして一回り大きくさせた。「本来のミドル級だったら僕のスピードが生かせる」という言葉に偽りはない。ミドル級屈指の好カードを見逃すな!

第8試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
3R終了 判定 3-0

アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ / ANTONIO ROGERIO NOGUEIRA
ANTONIO ROGERIO NOGUEIRA
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
WINNER

ALISTAIR OVEREEM
アリスター・オーフレイム
アリスター・オーフレイム / ALISTAIR OVEREEM
格闘技ファン垂涎の一戦、ストライカーのアリスターか、グラップリングのホジェリオか? 本日の裏メインとでもいうべき注目の一戦である。
 この両者には因縁がある。お互いの兄同士が2度に渡って対戦し、ホジェリオの兄ホドリゴがアリスターの兄ヴァレンタインに二連勝しているのだ。アリスターは「兄の敵討ちという意味もある。しかし、それ以上に僕はホドリゴを尊敬している。その尊敬する男の弟と闘えるのは光栄だよ」と語る。そのアリスターには、秘めた野望がある。「打撃のオランダ人が、寝技のブラジル人にギロチンチョークで勝ったら凄い事じゃないか」と、アブダビ欧州予選で全試合一本勝利を収めた、必殺のギロチンチョークを狙うと宣言したのだ。
 ホジェリオはその発言を聞き、「彼がギロチンを得意にしているのは知っているよ。しかし、残念ながら私の場合には、彼はそこまで辿り着く事は不可能だろう」と、ブラジリアン柔術の名誉にかけても極めさせない構えだ。逆にホジェリオは、アリスターの得意技である首相撲からのヒザ蹴りについて、「私も首相撲は得意だし、練習もしてきた。何の問題もない」と、首相撲でも堂々渡り合う事を宣言している。
 ブラジルか、オランダか。寝技か、打撃か。ホドリゴの弟か、ヴァレンタインの弟か!? ミドル級GPの優勝戦線を占う意味でも、最重要の闘いが始まる!
 アリスターは寝技大会を制した事をアピールするかのように、赤い柔術衣を着て登場。手にはトレードマークのハンマー(今回ちょっとミニサイズに新調)だ。対するホジェリオはセコンドにブスタマンチを従えて入場、兄ホドリゴはリングサイドの席に座って弟の試合を見守る。

第7試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
1R 5分06秒 TKO(タオル投入)

田村 潔司 / TAMURA KIYOSHI
TAMURA KIYOSHI
田村 潔司
WINNER

ALIEV MAKHMUD
アリエフ・マックモド
アリエフ・マックモド / ALIEV MAKHMUD
遂にこの男がPRIDEのリングに帰って来た。2年連続で”男祭り”の桜庭和志戦が期待されていた田村だが、結局実現する事はなかった。しかしあえてこのタイミングでPRIDE参戦するということは、何か期するものがあるはずだ。DSE榊原社長も「サクのメッセージを受けて、そしてファンの声を受けて、PRIDEに参戦するということは、決して点ではなく線で、PRIDEに田村潔司の色を出していきたいということだと思います」とコメントしている。もし継続参戦となれば、桜庭戦はもちろん、シウバ、吉田秀彦との再戦など、ドリームマッチは尽きない。しかしそんな田村の前に立ちはだかったのが、国際級レスリングの実力者・アリエフ・マックモッドだ。数多くのレスリングの猛者を輩出しているアゼルバイジャンで、2度の王者になったマックモッド。従兄弟にあたるアリエフ・ティモールはすでに日本で総合格闘家としてデビューし、秒殺KO勝利。そのポテンシャルの高さを見せ付けている。男祭りのルーロン・ガーナーしかり、アマレスラーの身体能力はPRIDEのトップファイターと比べても遜色はない。決して田村にとってイージーファイトではない。
 赤いベンチコートに身を包み、四方に礼をする田村。1年2ヵ月ぶりのPRIDEのリングでも、田村はいつもと変わらない。リング下から桜庭、吉田が見つめる中、始まった注目の一戦。しかし試合は思わぬ結末を迎えることとなった…

第6試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
1R 3分23秒 TKO(グラウンドでのパンチ)

セルゲイ・ハリトーノフ / SERGEY KHARITONOV
SERGEY KHARITONOV
セルゲイ・ハリトーノフ
WINNER

CHOI MU BAE
チェ・ム・べ
チェ・ム・べ / CHOI MU BAE
観戦ツアーのファンとして来日、武士道挑戦試合、武士道本戦、ナンバーシリーズ、男祭りと順調にステップを踏んで、コリアン・ドリームを実現させたチェ。勝利のナイトフィーバーポーズと、驚異的なタフネスでファンからは“ムベ様”と呼ばれて親しまれ、人気急上昇中だ。しかし、今回は初の試練とでも言うべき大物ハリトーノフが相手。「スープレックスは狙っていく。ポジションを重視した戦法を考えている」とチェ。大番狂わせを起こすか!?
 一方、ハリトーノフは昨年8月のPRIDE GP決勝戦以来の参戦。「とにかく休みたかった」とその理由を語っているが、詳細についてはいつもどおり語る事はなかった。唯一、分かっている事は所属するロシア軍のキャンプに参加し、体力・肉体面に関するパワーアップを図ってきたという事だ。さらに、「投げ技とボクシングを技術を磨いてきた」という。投げ技というのは、チェのスープレックスに対抗してのものなのだろう。急成長を遂げたハリトーノフだが、ここでもし敗れるような事があれば、ヘビー級四天王の座からは転落する事になる。ハリトーノフにとっても真価が問われる一戦となるだろう。
 煽りVTRには、あのヴォルク・ハンが登場。「ロシア人を始末するのはロシア人だ」と、ハリトーノフによる裏切り者ヒョードルの始末を宣言した。
 チェは韓国の国旗をマントのように羽織って入場、花道を歩きながら国旗を振ってアピールする。その口元には笑みさえ浮かべている。ハリトーノフは軍服にロシア軍のベレー帽。両手を挙げてアピールだ。
 レフェリーチェックの際、ハリトーノフは珍しく顔を突き出して睨みつけ、チェを挑発。しかし、チェはその視線から逃げるように顔を上下左右に動かし、それをハリトーノフが追うという余裕を見せた。場内からは、このチェの大胆不敵な態度に笑いが起こった。

第5試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
1R 55秒 TKO(グラウンドでのパンチ)

中村 和裕 / NAKAMURA KAZUHIRO
NAKAMURA KAZUHIRO
中村 和裕
WINNER

STEFAN LEKO
ステファン・レコ
ステファン・レコ / STEFAN LEKO
「はっきり言って腹が立ってます」念願だったハイアン・グレイシー戦が流れた中村は、怒りに声を震わせた。試合が流れたことを知らされると、練習も身に入らなかったという。しかし「今までやってきたことを無駄にはしたくない」と、今回の参戦を自ら直訴した。そして中村の対戦相手として白羽の矢が立ったのが、ステファン・レコだ。
大晦日の美濃輪戦では、まさかの秒殺負けを喫したレコ。しかし年明けからすぐにトレーニングを再開し、いつでも試合に臨めるコンディションを整えてきたという。急なオファーの不安というよりも、こんなに早く汚名返上のチャンスが来ていいのかとでも言いだげな表情だ。「テイクダウンされずに、打撃で戦う。それだけだ。テイクダウンされない秘策?この拳があれば充分だ」とニヤリ。最近、ボクシング技術に著しい成長が見られるカズだが、もし打ち合いに挑むようなことがあれば、危険極まりない。愛弟子の試合に、解説を務めていた吉田秀彦も、解説席を飛び出し、セコンドについた。

第4試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
1R 1分10秒 KO(スタンドでのパンチ)

高橋 義生 / TAKAHASHI YOSHIKI
TAKAHASHI YOSHIKI
高橋 義生

IGOR VOVCHANCHYN
イゴール・ボブチャンチン
イゴール・ボブチャンチン / IGOR VOVCHANCHYN
高橋は「覚悟を決めた」という。もう思い残す事がないように、毎日フィレステーキを食べているというエピソードを明かしてくれた。高橋がUFCに出場し、日本人初のUFC勝利&グレイシー柔術の黒帯に日本人初勝利という歴史的快挙を達成した時も、試合前にもう生きては帰って来れないつもりで身辺整理をして、試合に臨んだ事がある。その時と同じ心境なのであろう。ステーキの話も笑い話のように聞こえるが、本人にしてみればボブチャンチン戦で2度とステーキが食べられない体になっても、悔いのないようにとの高橋流の決意の表れなのである。
 PRIDE初期にはヘビー級で世界最強との呼び声も高かったボブチャンチンが、ミドル級に転向。そのパワーは健在で、さらにスピードを上乗せしたという。ミドル級のボブチャンチンがどのような動きと強さを見せるのか…注目が集まる。
 真っ赤なTシャツに身を包んで引き締まった表情と肉体で登場したボブチャンチン。高橋は白いTシャツで、両拳を何度も打ちつけながら花道を進んできた。セコンドには、藤田和之がつく。

第3試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
1R 1分40秒 TKO(サッカーボールキック)

金原 弘光 / KANEHARA HIROMITSU
KANEHARA HIROMITSU
金原 弘光

MAURICIO SHOGUN
マウリシオ・ショーグン
マウリシオ・ショーグン / MAURICIO SHOGUN
ミドル級陰の実力者と言われる金原だが、PRIDEは3戦3敗と結果を残せていない。まさに崖っぷちに立たされている。しかしそれには理由があった。金原は長年の戦いによって、ダメージを体に蓄積しており、特に膝のケガは深刻で、何とこの1年半はミットすら蹴れなかったという。しかし2005年に入り、膝も回復し、タイで3週間のムエタイ修行を敢行。今度こそ、金原本来の打撃の鋭さが見られるだろう。対戦相手はミドル級でもトップクラスの実力を持つショーグン。これまで日本人選手に3連勝、日本人キラーぶりを発揮している。金原は「これに勝たないとGPも優勝できないでしょう。僕はこれが1回戦のつもりで戦います」と語った。
 対するショーグンは「僕は経験を積んで、落ち着いて戦うことを学んだ。そして試合中に何をすべきかってこともね」と落ち着いた様子。今回は柔術トレーニングにも力を入れ、「ムエタイだけじゃなくグラウンドテクニックも見せたい」と、コンプリートファイターに近づいたこともアピールした。

第2試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
1R 5分41秒 スリーパーホールド

トム・エリクソン / TOM ERIKSON
TOM ERIKSON
トム・エリクソン

FABRICIO WERDUM
ファブリシオ・ヴェウドゥム
ファブリシオ・ヴェウドゥム / FABRICIO WERDUM
今回の試合に備えて大幅な減量を行い、シェイプアップした白鯨エリクソン。総合格闘技初期から“無冠の世界最強”と呼ばれ、現在でもファンの間では最強説が根強い。「今回の試合ではファイティング・スピリットを爆発させるようなショーを見せたい」と、これまで以上に気持ちを高ぶらせている。
 ファブリシオはご存知、チーム・クロコップでミルコに寝技の指導を行うブラジリアン柔術の達人。あのノゲイラでさえ成し遂げられなかった柔術世界選手権優勝を果たし、現在二連覇中だ。柔術の現役重量級王者がPRIDEに参戦するのも初である。巷では早くもヘビー級トップ3に食い込む逸材として期待されており、今回のPRIDEデビュー戦には世界の注目が集まっているだろう。
 これまで一度しか関節技を極められた事のないエリクソンが、そのパワーで柔術世界王者を粉砕するのか? それともファブリシオが過去の最強幻想に引導を渡し、新たなるヘビー級最強伝説への一歩を刻むのか?
 両手を高々と挙げて入場してきたエリクソン。ファブリシオは赤い道衣に、ブラジルとスペインの国旗を翻して貫禄タップリの入場だ。エリクソン133kg、ファブリシオ110kg。両者の間には15kg以上の差があるが、ファブリシオは四点ポジションからのヒザ蹴りありのルールを選択した。

第1試合 1R10分、2・3R5分 試合結果速報
1R 9分8秒 TKO(グラウンドでの膝蹴り)

横井 宏考 / YOKOI HIROTAKA
YOKOI HIROTAKA
横井 宏考

MARIO SPERRY
マリオ・スペーヒー
マリオ・スペーヒー / MARIO SPERRY
昨年ヘビー級GP開幕戦で、あのノゲイラに大善戦し、日本中を驚かせた横井。しかし10月のヒーリング戦では、まさかの1RKO負けを喫し、結果的には2連敗となってしまった。2005年に入り、「今年はミドル級で面白いことがあるんで」と、ミドル級への転向を決意。大好物の甘いものを控えて、14kgの減量に成功した。本人は否定するものの、チームの代表でもある高阪剛は「動きにキレが出てきた」と、横井の変貌振りを語る。今回のマリオ戦に「マリオ先生と戦うんだったら、ケガしてもしょうがないです」と決意は固い。日本最後の怪物くん、ミドル級の台風の目となれるか?
 マイク・ベンチッチ戦以来、久しぶりの試合となったマリオ・スペーヒーだが、充実したトレーニングが出来たようだ。ミドル級契約ということもあり、頬もこけてまさに戦う男の顔だ。「横井は柔術でも黒帯の実力があるし、世界でもトップクラス」と横井の実力を認めるマリオ。しかし「いかにいい試合をしようと、ミスを犯せば負けてしまうものだ。ノゲイラ戦の横井がそうだったようにね」と、不敵な笑みを浮かべる。ミドル級GPをブラジリアン・トップ・チームによる完全制圧を目論むマリオが、トップ・チームの先陣を切る。
 ミドル級転向で心機一転、入場曲を変えた横井。「前田道場に入った頃を思い出して、前田道場の弟子として戦います」という宣言通り、横井は新弟子時代を彷彿とさせる坊主頭。花道を歩くその表情は、気合に満ちている。
大会名称 PRIDE.29
開催日 2005年02月20日
会 場 さいたまスーパーアリーナ

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