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│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く2007年10月04日
唐突ですが、火田七瀬って知ってますか?
筒井康隆の小説の主人公で、 テレパス能力をもつ家政婦の女の子です。 若い頃、夢中になって読みましたわ。 三部作があるんですけど、 第一作の「家族八景」が一番できがいいと思っています。 テレパスというのは、他人の心が分かってしまう能力です。 他人が考えていることが、自分の心に入ってくるんです。 「家族八景」では、いろんな家族の家政婦になる火田七瀬が、 家族の表(言葉)と裏(心)の違いを目撃していく小説で、 とっても面白かったです。 人間、言ってることと思ってることって、違うことが多いから、 この小説はとても説得力がありました。 若い頃に読んで感じたことは、 「私は火田七瀬みたいに、他人の心が覗けなくて良かった」 ということです。 他人の考えが全部分かってしまったら、 やっぱ耐えられないでしょう。 人間、いろんなことを考えているものです。 それが全部自分の頭の中に流入してきたら、 気が狂っちゃうでしょう。 「家族八景」の中の1つの話に、 火田七瀬が家の主に強姦されそうになるシーンがあります。 少女だから力では勝てない火田七瀬は、 自分が超能力者であると知られてしまうことを承知で、 ある賭けに出ます。 相手が考えていることを、次々と声に出して言うのです。 相手は、自分の心をすべて言い当てられしまい、 恥ずかしくなり、混乱し、とうとう発狂してしまいます。 おかげで火田七瀬は、強姦されずに助かるのです。 何が言いたいか、賢い人には分かったでしょう。 人間は、思ったことをそのまま言ったり、聞いたりすると、 気が狂ってしまうのです。 気が狂わないように、心と体が分かれているのです。 心で妄想しても、実生活では適度に隠しながら、 世間と折り合いをつけているのです。 だから人間関係が成立するのです。 皆が皆、思っていることを言い合えば、 極めて短い時間で、人類は滅亡するでしょう。 ところが、ゆきっちやヴェルは、 思ったことをそのままブログに書いているのです。 心をそのまま文字にしているのです。 火田七瀬が強姦されそうなときに用いた手法を 自分自身で行なっているのです。 このままでは、強姦しようとした家主のように、 自分自身が狂ってしまいます。 病的な行為です。 また、我々は火田七瀬のように特殊能力をもっていないから、 他人の心の流入に対する免疫がありません。 普通は自我の形成によって、 無意識の世界に押し込められいるはずの醜い感情が、 彼女らのブログのように現実世界に飛び出てくることに、 我々の心が耐えられないのです。 これは犯罪に近い行為です。 パンドラの箱を開けた状態です。 自他共に発狂しないうちに、 彼女らはブログを閉めるべきです。 「彼女らはともかく、あんたはブログを見なきゃいいじゃん」 という反論は、無しにしてください。 あたしが見なくったって、誰かが見る。 公開のブログだからです。 見た人は確実に精神を破壊されていきます。 そういう犯罪に近い代物を、 知っていて放置するわけにはいきません。 閉鎖されるまで闘います。 この記事のトラックバックURL:
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