今日の覚書、集めてみました
私が興味を持ったニュースを私が訳して私のために覚書しています。



はよギブアップせーや(笑)  画像は悪質商法被害防止共同キャンペーンより
海外からのSPAMコメントが物凄いのでコメント欄は一時閉鎖です。ごめんねー 止まったので解除しますた
まさか詐欺師の仕業じゃなかろうなあ(笑)。




野間道場のHPはこちらです。
http://www.kodansha.co.jp/dojo/noma_dojo.html

ちなみに野間記念館はこれですな。

そうそう、この野間道場保護を呼びかけるポール・マーティンさんの署名HPはこちらです。
もう止めちゃったのかな…でも某掲示板の情報では1200人ほどだったのが、1750人ほどまで署名数が増えてるし。

こっちは日本語版だね。
『野間道場存続を求める署名』

もう秋には取り壊しって事だけど…うーん…まあねえ、ロンドンもえらくみっともない都市と化してるわけだけど(未だにあの観覧車は腹立たしいし、ガーキンなんて絶対観たくない)それでもまあ、美しい建物もちゃんと保存してるわけで、民間のものでも買い上げている…んじゃなかったか、あのナショナル・トラストとか。
日本版はなにしてるんだ???
つい前世紀の初めまでは人が住んでいたようなお屋敷とか(今でも住んでいるけど一部開放している場所だって沢山あるし)、今では誰でも週末の静かな時間を過ごせる場所になってるわけで。
Ightham Moteとか、Emmetts Gardenとか、よく遊びに行った記憶があるなあ。
遊びにって、ふっと思いついて、たら〜んと車走らせて、庭で本読むか単純にぼーーーっとするだけなんだけどね。

こればっかりはイギリスに完敗だぞ。
これ観てちっと考えろっての。




Progress deals blow to Tokyo heritage
(発展、東京の遺産に打撃)
By Mure Dickie
FT:July 2 2007
Shinzo Abe, Japan's prime minister, wants to build a "beautiful country" that celebrates and preserves its culture and history – but Tokyo is soon to lose one of its most cherished oases of ­tradition.

安倍総理は日本の文化と歴史を記念し保存する「美しい国」を作りたい。
だが東京はもう直ぐ、最も大切にされている伝統のオアシスの一つを失おうとしている。

The Noma Dojo kendo fencing hall, a famous and architecturally important martial arts venue, is to be demolished by Kodansha, the publishing house that owns it, as part of a redevelopment of its corporate compound in the capital.

有名かつ建築物としても重要な武道場、野間道場(剣道の道場)は、首都にある社屋改装の一環として、これを所有する出版社、講談社により取り壊されようとしている。

The plan to tear down Noma Dojo, which was built in 1925 using elements dating from the 1603-1867 Edo era, has deeply dismayed kendo enthusiasts both in Japan and abroad.

1603-1867年の江戸時代の素材を利用して1925年に建設された野間道場の取り壊し計画は、国内外の剣道愛好家を深く失望させている。

Toshiyuki Hattori, a former Kodansha chairman, issued a public appeal for the company to think again, saying the hall was a place where "fragrant, darkly lustrous wood" was "permeated with the blood and sweat of famous fencers".

講談社元会長の服部敏幸は、この道場は「薫り高く黒々と艶のある木」に「有名な剣士達の血と汗が染み込んでいる」場所だとして、同社に考え直すよう求める訴えを公開した。

Paul Martin, an expert on Japanese swords who practises at Noma Dojo, says foreign kendo fencers see the plan to demolish the hall as a "total travesty".

野間道場で練習している剣道の専門家ポール・マーティンは、海外の剣道家達は道場取り壊し計画を「全く馬鹿馬鹿しい」と考えていると語る。

"It's one of the last outposts of real Japanese culture," Mr Martin says, adding that more than 1,400 people have signed an inter­national internet petition to protest against the plan.

「本物の日本文化の最後の前哨地の一つだ」
とマーティン氏は言い、この計画に反対する国際的インターネット署名に1,400人以上が署名した、と付け加えた。

Such strong feelings reflect in part the hall's history of near-constant use as a venue for a daily morning practice session attended by some of the kendo world's finest fencers.

このような強い感情は、殆ど常に世界最高の剣士も出席する毎日の朝稽古の場所として利用されてきた、というこの道場の歴史も反映している。

Noma Dojo is regarded as the finest of the handful of private martial arts halls that survived Japan's tumultuous 20th century. Its unique design embodies ideals of natural harmony, with sliding doors along two sides of the practice area opening on to gardens planted with cherry trees.

野間道場は、日本の動乱の20世紀を生き延びた一握りの民間武道場の中でも最高のものと考えられている。
桜の木が植えられた庭に向かって開く練習場の2面が引き戸となっており、そのユニークなデザインは自然との調和の理想を体現している。

But conservationists say even buildings of obvious architectural importance enjoy far less protection in Japan than in other rich countries, and the loss of treasures such as Noma Dojo is common.

だが保護活動家達は、明らかな建築物としての重要性を持つ建物ですら、他の先進国よりも日本では守られないのだ、と言っている。
また、野間道場のような宝の喪失も日常茶飯事だ、と。

While many religious sites and some palaces and castles are lovingly preserved, private structures – often just as culturally significant – are routinely destroyed.

多くの宗教的な場所や宮殿、城が愛情を持って保護されている一方、民間建築(同じく文化的に重要である事が多い)はいつも破壊されている。

"For most Japanese, architectural heritage is closely associated with temples and shrines," says Yukio Nishi­mura, a professor of urban planning at Tokyo University.

「殆どの日本人にとって、建築物の遺産は寺社と密接に関係している」
と東京大学の都市計画の西村幸夫教授は言う。

"So the history of architectural preservation has been an attempt to expand it to include other categories of buildings."

「従って、建築物保存の歴史は、他のカテゴリーの建築物も含める為の拡大の試みだった」。

The government has begun to protect traditional homes and commercial and western style buildings via financial incentives and tougher conservation codes. But in cases like that of Noma Dojo, the power to preserve or destroy lies entirely in landowners' hands. High population density creates constant pressure for larger structures, and the incentive to redevelop is growing as property prices recover.

政府は財政インセンティブとより厳しい保護管理規則を通じた、伝統的な家屋や商業および西洋型建築物の保護を開始した。
だが野間道場のようなものの場合、保護もしくは破壊の権利は完全に地主の手にあるのだ。
人口密度の高さはより大型の建物への圧力を常に生み出しており、不動産価格が回復する中、再開発のインセンティブは高まっている。

Landowners often argue that it is too difficult to make older buildings fit modern uses and meet safety standards. Kodansha, for example, has said Noma Dojo could be dangerous in an earthquake.

地主はよく、古い建物を現代的な利用目的に合わせたり、安全基準を満たすのは無理だと主張する。
例えば講談社は、野間道場は地震が起きたら危険だろう、としている。

But Alex Kerr, an author who restores wood-built homes, insists traditional structures can be modernised but that Japan has failed to use its technological prowess to adapt its architectural inheritance rather than erasing it.

だが木造家屋を修復する作家のアレックス・カーは、伝統的建築物は近代化出来るが、日本は建築物という遺産を取り壊すのではなく適応させる為に技術的力量を発揮していない、と強く主張する。

"The worst damage has taken place from the mid-1990s onwards, when Japan was already a post-industrial state," he says.

「最悪のダメージは日本が既に脱工業化国家になっていた1990年代半ばになされた」
と彼は言う。

In part, lack of preservation reflects preference for new over old. Kodansha has defended its demolition by saying a larger kendo hall is being built in a new corporate tower next door.

或る意味、保存しない事は古いものよりも新しいものを好む趣向を反映している。
講談社はより大きな剣道場が隣の新社屋に建設されている、として取り壊しを擁護した。

"This is costing a great deal of money, and it will not just be for Kodansha but open to other people who practise kendo. There is no change in Kodansha's love of kendo," a company official said this year.

「これは大変な金額がかかっているし、講談社だけではなく、剣道を練習する他の人々も使えるものとなる。講談社の剣道への愛情は全く変わらない」
と同社は今年のべた。

イタイな〜…金の事言っちゃいかんなあ…そういう問題じゃないんだよ、って突っ込み下さいって言ってるようなもんだろ。

Users of the old hall have been told it will be closed for good in October, although some hope it may still be moved elsewhere. Kodansha appears unenthusiastic about such a move.

別の場所に移されるかもしれない、とのいくらかの望みはあるとはいえ、旧剣道場の利用者等は10月に閉鎖されると告げられている。
講談社はそのような移転には乗り気ではないらしい。

The loss of Noma Dojo would be a tragedy but not an unusual one, says Hiroyuki Suzuki, a professor of architectural history at Tokyo University. "Every morning I hear very bad news about buildings that may be demolished ... and of course we only hear about those that are comparatively well known," he says.

野間道場の喪失は悲劇だが珍しくもないだろう、と東京大学の鈴木博之建築史教授は言う。
「毎朝私は取り壊されるかもしれない建築物について、非常に悪いニュースを聞く。それに勿論、我々は比較的有名なものについてしか聞いていない」。

Preservationists see few signs the government is putting a priority on architectural heritage, despite the prime minister's "beautiful country" campaign.

保護主義者達は、総理大臣の『美しい国』キャンペーンにも拘らず、政府が建築遺産を優先する兆しは殆どない、と考えている。

"If [Mr Abe] wants to build a beautiful Japan, he should keep the historic landscape with historic buildings," Prof Suzuki says. "But I am very pessimistic."

「(安倍氏が)美しい国を作りたいなら、彼は歴史的建築物のある歴史的風景を保存すべきだ」
と鈴木教授は言う。
「だが、私は非常に悲観的だ」。



本当はこれ、冒頭に入れるはずだったんだけど、こんな話ではナショナル・トラストが穢れるで、一番下に持ってきますた♪
野間の2文字で思い出しちゃったから、覚書だ、覚書(笑)。


いや〜、ワタクシなんてのは、N尾先生をだまくらかそうとしてばれちゃった詐欺師が、ヨーロッパのどこだっけなあ…巴里在住とか言われているリュウジュなんて妙なお名前のオサーンが「国宝級。本物のセッシュウ」とか言ってこの講談社の野間記念館に売りつけようとしてたんだっけ。
その片棒担ぐリハーサルで、「これは大変なものなのにぃ」と例のキャンペーン掲示板利用したんだよな、確か。
今なら材料も揃ってるからわかるけど、ま〜、騙されたね、ころっと。
香港から電話てる、と言いながら、何故か京都のIPからオレのブログにアクセスしていた不思議なおっさん、あの話のログ、残ってるからな。
何が「正気を保つために」だよ、笑わせんな。
うひょひょのひょ。
しかも「他の連中はバカだから」といって裏にもいっこパスワードつきの作って、お気に入りだけ集めて、そこでも言いふらしてたっけねえ。
石油?
安倍ちゃんからの電話?
田原総一郎に呼ばれて『オフレコ』インタビュー?
一億円のマンションをEさんがくれるって言った〜、とかほざいてたよー、ときっちり本人に伝えておいたからな。
貰いに行ったら?わははははははは。

あの頃に、あんたの文章の裏取る事を知っていたらねえ、残念ですなあ。
あの頃に、会計報告しろよ、と言っていたら…一人だけ言った人がいたけど。

あの女性は素晴らしい…さすが単独で厳しい道にも負けずに果敢に突き進んでいらっしゃるだけある。
僕らがへたれでした、ごめんよ、お嬢さん。



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コメント
 
 
 
Unknown (bitch-clicking)
2007-07-03 12:06:58
本当にナショナルトラストやって欲しい。
歴史的建造物が開発でどんどん壊されていくのは我が国の歴史を否定しているみたいで嫌だ。
千年以上も使ってきた令制国による行政区分を破壊して道州制へ移行なんてもっての他。
皇居の移転を伴わない首都移転なんかありえない。


と日本の片隅で訴えてみる。
 
 
 
Unknown (その蜩)
2007-07-03 16:20:06
歴史の浅いアメリカですら、公共建築は古いのが沢山残ってますよね。
日本って、ふと考えたら寺社仏閣位しか古い建物が残ってない気が…。
木造建築と石の家の差なんですかね。
ところで、ヨーロッパなんか築100年超えてるアパートがあるって聞いたことあるんですが、ほんとですか?
日本人にはピンと来ません(苦笑)
 
 
 
bitch-clickingさん、その蜩さん (喜多龍之介)
2007-07-03 20:14:53
>bitch-clicking

毎度です。

名前と組織はあるし、イギリスをお手本にしているような事も書いてありますが、有名無実なんですかねえ…???
明治維新の頃に同じようなことをヤって、海外の美術ディーラー共を喜ばせただけで、その後気付いてみたら「しまった〜」だった事をもう忘れているんでしょうかね。

本物の阿呆だと思います。
ついでに恥知らずだ、と。

今物凄くネガティヴな感情が渦巻いているので、こんな国知るかっ!と叫んでブログとか一気に閉鎖したくなる衝動に駆られます(笑)。


>その蜩さん

まあねえ、木、煉瓦、石…もともと耐久性ってのは違うんでしょうが、木の梁がむき出しになったチューダー様式の建築なんかも、イギリスには沢山残ってますしね。
観光客が必ず行くストラトフォード・アポン・エイヴォンのシェークスピアの生家とか、奥さんのアン・ハサウェイの家とか。
ぶっ壊れてなくなってても作り直すとか(ロンドンのシェークスピアの劇場…名前なんだっけ)。

>ところで、ヨーロッパなんか築100年超えてるアパートがあるって聞いたことあるんですが、ほんとですか?

うちですらどんくらい前だろう…70年くらいは経ってるんじゃなかったかな?
大学とか教会、普通の家でも、内側を全部改装したりしていくらでも使っています。

日本の技術なら十分出来そうなんですけどね。
講談社ともあろうものが、なさけない…そんなんで出版社なんて文化に携わる仕事出来るのか、と。
ま、上の人がそうだってだけかもしれませんが。
 
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