神戸市内の私立高校で自殺した男子生徒=当時(18)=が金品を要求されていた事件で、恐喝未遂容疑で最初に逮捕された生徒(17)の弁護人が二日、神戸地検に二度目の上申書を提出した。
上申書によると、自殺した男子生徒は、亡くなる日の朝、同じクラスの友人に「遺書を書いた」と伝えていた。男子生徒は、遺書に複数の同級生の名前を書いていたが、上申書によると、逮捕された男子生徒については記載がなかったという。
弁護人は「逮捕された生徒が自殺の原因をつくったとは考えられない。恐喝未遂は成立しない」と話している。