LOHASブログ


 健康と環境に貢献し、全ての人を幸せに
“LOHAS”をキーワードに起業  伊藤雅仁さん

SBIホールディングス株式会社の取締役を退任し、
「健康と環境に貢献し、全ての人を幸せに」を理念とした
リフレクソロジーの会社を創業


 LOHAS的起業を考えた動機は?

インターネット総合金融業のSBIホールディングス(東証一部)の取締役されていた伊藤雅仁さんが、LOHAS的起業を考えた動機は、「金融、インターネットの仕事に携わっていましたが、一方で以前から、人の健康、地球環境に対する関心は持っていました。自分自身の出身が自然豊かな鳥取で、学生時代を過ごしたのが、自然、文化、そしてベンチャー気質を備えた京都であったのも影響しているかも知れません。」と伊藤さん。
「学生時代はアイセックという世界的に活動する学生サークルに所属していました。世界70カ国に事務局があり、ビジネスを通じた世界平和という理念で、国際間のインターンシップなどを実施していたサークルで、ビジネスと社会貢献との関わりを考える最初の機会でした。

そして、SBI での仕事を通じてビジネスと社会貢献の両立とに確信がもて、起業にあたり、地球環境と人の健康の問題を解決するLOHASという発想なら、ビジネスと社会貢献の両立が出来ると思いました。」

 体の自然治癒力を引き出す健康法

「インターネットや金融の発展もそうですが、世の中はますます便利に、スピーディーになっています。その一方で、心身のストレスは高まっているのではないでしょうか。ストレスをリリーフしてかつ、体の自然治癒力を引き出すリフレクソロジーはまさにLOHAS的な健康法だと思いました。」

しかし、雰囲気やサービスが行き届いて、安心して利用できるという大手チェーンは、意外に少ないという事実に気付いた伊藤さんは、そこで、「雰囲気やサービスも良く、安心して利用できるチェーン店」を自分でやることにしたのだった。

ハッピーオールは、空間、接客、技術全ての面でこだわりを持っているそうです。「リフレクソロジーは、リラクゼーションのサービスですから、技術は当然のこととして、空間や接客もレベルの高いものが求められていると思います。技術がすばらしくても、店内が汚れていたり、接客がいい加減だと癒されないですからね。」

 金融の世界から転じての戸惑いは?

伊藤さんによれば、金融の世界から転じて「戸惑ったというより、新しい挑戦だと思っています。私はリフレクソロジーの専門家ではありませんが、サポートしてくれる社員がたくさんいます。社員教育や店舗の立地は成功のために大変重要な要素ですが、いずれもその世界の専門家に入社してもらっています。特に社員教育は、私たちのサービスの場合、リフレクソロジストのサービスに対してお客様がお金を払って頂いているわけですから、もっとも重要な要素です。技術から接客までみっちり研修していて、これは金融やインターネットの世界ではなかったことかも知れません。」

「一方で、金融のノウハウ、ネットビジネスのノウハウが生かせる局面は多々あります。」と語ってくれました。例えば、業界初となるリアルタイムの予約システムを独自で構築したり、インターネットからの集客に力を入れているそうです。また、店舗を出すときの採算性の検討や事業計画作りでは、金融の仕事をされていたときに、多くの企業の経営をご覧になった経験が役立っているとのこと。

 サロンの電力に自然エネルギーを

サービスの特徴で「一番象徴的なのは、サロンの電力に自然エネルギーを使っていることだと思います。秋田の風力発電のグリーンエネルギー証書を購入していますが、私の知る限りリラクゼーションサロンでは日本で当社だけだと思います。」と言い切ります。

「それ以外にも空間全てをロハスにこだわっていて、内装や施術に使うものをオーガニック、エコ素材にこだわっています。また、ホスピタリティとリフレクソロジーそのものの技術に自信があります。ホスピタリティや技術と聞かれると当たり前のように感じられるかもしれませんが、意外と徹底できていないサロンは多いです。

空間・ホスピタリティ・技術全てで満足していただき、環境への貢献も含めカラダもココロも癒していただきたいと思っています。」

「自然エネルギーの話に戻りますが、これからの日本を考えたとき、環境対策的にも、ビジネス的にも、自然エネルギーは非常に楽しみな領域です。ハッピーオールとしても、何らかの形で携わって行きたいと思います。」
秋田県未来エネルギー市民風力発電所の風車

 環境問題について

環境問題を学生時代から考えていたという伊藤さん、今後の環境問題については、前向きに考えているとのこと。
「私が学生だった10数年前、環境問題と経済発展とは、対極の問題と捉えられていました。しかし最近では、環境問題はより良い生活をするために切実な問題であり、環境ビジネスは21世紀の成長産業ととらえられるようになってきています。私たちはビジネスを通じてしっかりと貢献しておきたいと思います。」























 「ロハスサービスNo.1企業」を目指して

リフレクソロジーサロンは半年で早くも3店舗開店した。まずはこの店舗数を国内最大級まで増やすこと。平行して、新規事業は立ち上げていくそうだ。

「私たちが目指しているのはあくまでも『ロハスサービスの総合企業』『ロハスサービスNo.1企業』です。」と伊藤さん。「衣・食・住・金融・エネルギーの世界まで、全てロハス的なコンセプトで全面的に展開していきたいと思っています。
ハッピーオールのポジションとしては、リアルな店舗、ネット上に限らず、消費者に近いところにたってサービスや商品を提供していくことです。その中で、今までに無かった価値観を提供できるようなサービスを展開していきたいと思います。」
「歴史的にも日本の社会は企業が変えてきたと思います。例えば戦後の復興は企業家の努力によるところが大きく、日本は世界に通じる国になりました。また、近年のIT革命もそうです。企業の努力で、インターネットや携帯のサービスは世界でもトップになったと言っていいのではないでしょうか?

そして今、環境や健康を重視するLOHAS という新たな価値観が生まれています。私はこの流れは流行ではなく、ますます拡大してくると思います。高齢化や医療費の問題で、健康の問題はよりクローズアップされます。若く美しくいたいという人も増えています。さらには、地球温暖化の切実な問題があります。ニーズはますます高まり、あとは消費者の方々にサービスを提供する企業がもっと増えていくことが必要だと思うのです。私たち企業の力で世の中を変え、そして、ハッピーオールという社名の由来のように『すべての人を幸せに』出来たらいいと思います。」

 伊藤雅仁 Profile

1967年、日本一!人口の少ない鳥取県に生まれ、1991年、京都の同志社大学を卒業。(株)三菱銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)勤務を経て、ソフトバンク株式会社入社。グループ企業ファイナンス・オール(株)の代表取締役として同社上場。株価18倍達成。
2006年、親会社SBIホールディングス(株)との合併により取締役執行役員常務に就任後、起業のため同職退任。 2006年、LOHASサービスNO1企業を目指して、ハッピーオール株式会社を創業。
現在、ハッピーオール株式会社 代表取締役社長。SBI損保準備とフュージョンパートナーの取締役を兼務。

ハッピーオール株式会社
東京都渋谷区神宮前4-18-6岩動(いするぎ)ビル3F
電話 03-5414-1126(代表) FAX  03-5414-1145











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