参院は4日午前の本会議で、福田康夫首相の所信表明演説への各党代表質問に入った。与野党が逆転した「ねじれ国会」の主戦場・参院での初の本格論戦で質問に立った民主党の輿石東参院議員会長は「私たちは首相問責決議案を参院に提出し、しかも可決することができる」と言明。民主党が参院に提出する独自法案への政府・与党の対応次第で、国政調査権、国会同意人事の拒否などを含めた対抗手段を有効に使う考えを示した。
冒頭から野党側が首相問責決議案提出の可能性に触れるのは異例。先の参院選に大敗した自民、公明両党が合計105議席と過半数を割る一方、民主党が115議席で第一会派に躍進したことを背景に、対決色を前面に打ち出した。(10:56)