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時津風親方、無断でテレビ出演

  大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山(当時17歳)=本名・斉藤俊(たかし)さん=がけいこ後に死亡した問題で、渦中の時津風親方(57)=元小結・双津竜=が3日、日本相撲協会に無断でテレビ出演。一連の暴行と自らの関与を否定した。騒動後、記者会見を行っていない中での無断出演は、5日の臨時理事会で下される解雇処分への開き直りとも取れる協会への背信行為。不快感をあらわにした北の湖理事長(54)は、改めて厳罰を下すことを明言した。また、この日、協会は時津風部屋関係者への事情聴取を行った。

 まさに暴走だ。時津風親方が協会に正式な許可を得ずに、フジテレビの夕方午後4時53分からの「スーパーニュース」に出演。通常、協会員がテレビ出演するには、書面で広報部の許可を得る必要があるが、時津風親方はこの日午後3時過ぎ、部屋関係者を通じ、電話で広報部に一方的に出演を告げただけだった。

 出演は時津風親方側から「報道されていることと事実が違うので釈明したい」と旧知のマスコミ関係者を通じて実現した。が、協会の規約を破っての行為は、解雇への開き直りとも取れる。北の湖理事長は「本人の信条だとは思うが、文面を出してもらわないといけません」と不快感をあらわにした。

 出演はアナウンサーの質問に時津風親方が答えるインタビュー形式で行われ、生出演ではなく、この日、午後に収録した内容が放送された。愛知県警の捜査で表面化した斉藤さんへの兄デシの暴行を親方自身が指示したとされることについては「間違ってもやっていない」と全面否定。死亡した6月26日の前夜のビール瓶での殴打は「小突いただけ。たまたまおでこに当たって切れた」と、激しい殴打ではなかったと主張した。

 さらに死亡当日のぶつかりげいこで使われたとされる金属バットには「1人の力士が尻を叩いたがすぐに、やめろ、と指示しました」と説明。解雇に関しては「理事会で決まることですが13歳から44年間、お世話になって逆にありがたいと思っています。ただ、力士がどうなるか心配しています」と話した。ただ、今回の無断出演で、解雇への情状酌量は完全に無くなったことは確実。北の湖理事長は「人命が亡くなったことは重く考えなければいけません」と、解雇の姿勢に変わりがないことを強調していた。

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(2007年10月4日06時06分  スポーツ報知)

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