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国内初のカプセル内視鏡が保険適用へ

2007/10/03

スズケンは3日、日本総代理店として販売を開始している小腸用カプセル内視鏡「ギブン画像診断システム」が、10月1日付けで保険適用されたと発表した。保険適用は国内初で、全国約40カ所にて利用できるようになったという。

大きめのビタミン剤サイズのカプセル。飲み込んで排出されるまでに約8時間程度かかるという

小腸用カプセル内視鏡「ギブン画像診断システム」は、小型カメラを内蔵したカプセル内視鏡を飲み込むだけで、小腸疾患の診断ができる検査システム。イスラエルのギブン・イメージング社製で2001年に米国で発売されて以来、世界60カ国以上で販売され、累積使用数は60万症例以上となっている。国内では唯一の小腸用カプセル内視鏡として4月23日に薬事法に基づく承認を受け、5月30日に販売を開始。これまでは保険が適用されず患者の自己負担で使用されてきたという。

同製品は、大きめのビタミン剤サイズのカプセル(長さ26mm、直径11mm、重さ3.45g)と同程度のサイズで、飲み込むだけで検査が可能。1秒につき2枚、最大5万5,000枚を撮影することができる。同社は「小腸の直径は3cm程度。同製品は直径11mmですので、撮影の取りこぼしもなく、内視鏡検査を行うことができます」と話す。検査は約8時間程度だが、その間病院にいる必要はなく、オフィスワークや家事など日常生活を行うことができ、患者の負担が大幅に軽減されるとしている。同社は初年度で15億円の売り上げを見込んでいる。

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