最新KCTニュース

[2007年10月3日(水)の KCT TVニュースから]

高校生ドラフト 倉敷・津田投手を日ハムが3順指名(倉敷市)

高校生を対象にしたプロ野球のドラフト会議が行われ、倉敷高校の津田大樹投手が北海道日本ハムファイターズから3巡目で指名されました。
津田くんは、最速147キロの直球と切れとコントロールのあるスライダーとカーブが武器で春の岡山県大会ではチームをベスト4に導くなど県内屈指の右腕として12球団すべてのスカウトが注目していました。ドラフト会議を迎えたきょうは午後3時20分まで授業を受けたのち、指名の連絡を待ちました。津田くんは小学生のときに野球をはじめ、プロ野球選手になることを目標にこれまで励んできました。目標とする選手はソフトバンクの新垣渚投手で3年以内に一軍に上がり、まずは10勝を目標にがんばりたいということです。グラウンドでは、吉報を聞きつけたチームメイトや後輩らから祝福され、改めて笑顔を浮かべていました。倉敷高校からプロ野球選手が誕生するのは1971年に広島から2位指名を受けた剣持節雄さん以来2人目です。また、倉敷市内の高校から高校生としてドラフト指名を受けるのは1983年に水島工業から南海に入団した佐々木誠さん以来24年ぶりとなります。津田くんは近日中に指名挨拶を受け、入団交渉に臨む予定です。

ウェルサンピア倉敷が売却へ(倉敷市)

オリンピック選手を輩出したスケートリンクを抱えるウェルサンピア倉敷が、一般競争入札により売却されることになりました。
これは、年金福祉施設などの譲渡または廃止などの業務を行う年金・健康保険福祉施設整理機構=RFOが発表したものです。年金保険料の無駄遣いと批判を受けた社会保険庁が、年金資金の損失を減らすためRFOに施設を譲渡し、全国の施設を順次売却しています。発表によると、来年1月17日まで入札を受け付け、2月1日に入札を実施します。最低売却価格は、3億5300万円です。ウェルサンピア倉敷は、宿泊施設のほか、トリノオリンピックに出場した高橋大輔選手を生み出したスケートリンクなど、多くのスポーツ施設を抱える郊外型宿泊施設です。特に、スケートリンクは、フィギュアスケートなど多くのトップ選手の練習拠点として利用されており、その動向が心配されています。ウェルサンピア倉敷は当面営業を続け、入札以降、落札業者が事業を継続するかどうか決めることになります。

放火事件受け臨時校園長会(倉敷市)

倉敷市内の男子中学生ら2人が放火の疑いで逮捕されたことを受けて、倉敷市教育委員会は、臨時の校園長会を開いて日常の生徒指導の徹底を要請しました。
先月30日の午後10時半頃、倉敷市四十瀬の倉庫に放火し、この倉庫を全焼させたほか、市内の建設中のマンションと駐車場にも放火した疑いで倉敷市内に住む14歳の男子中学生と15歳の無職の少年の2人が逮捕されました。2人は、3日、岡山地方検察庁に身柄を移されました。臨時校園長会は、これを受けて開かれたもので倉敷市内の小中学校の校長などおよそ150人が出席しました。倉敷市教育委員会の忠田正 指導課長は、法律や道徳を重んじる規範意識の醸成と子供達の心のサインに気づき対応することを挙げ指導の徹底を要請しました。倉敷市教育委員会では、今後スクールカウンセラーの充実を図ることにしています。

サンクトペルテン市民訪問団が出発(倉敷市)

倉敷市と姉妹都市提携50周年を迎えるオーストリア・サンクトペルテン市に派遣される市民訪問団が、倉敷を出発しました。
倉敷市役所1階市民ホールで行われた出発式では、訪問団団長の古市健三倉敷市長が「現地での交流が有意義なものになるようにしましょう」と挨拶しました。倉敷市のサンクトペルテン市との姉妹都市提携は、日本とヨーロッパの都市が結んだ最初の姉妹都市提携です。今回の訪問団は、姉妹都市提携50周年を記念してのもので21人の市民が派遣されます。訪問団一行は、5日サンクトペルテン市へ入り、9日までの訪問期間中に記念式典や交流演奏会などに出席し、10日に帰国します。
尚、倉敷ケーブルテレビでは、今回の市民訪問団に同行取材を行い、今月27、28日の10:00ー、16:00ー、21:00ーに特別番組として放送します。

玉野商業同窓会館が完成(玉野市)

今年で創立50周年を迎えた玉野市立玉野商業高校に同窓会館が整備されました。
同窓会館の整備は、玉野商業の同窓会が創立50周年の記念事業として行ったものです。生徒や保護者の代表およそ20人が見守る中、引渡し式が行われました。同窓会の片山 文夫 副会長から内田 太 教頭へ目録が手渡されたあと、施設の入り口に看板を掲げ、完成を祝いました。同窓会館は、校舎に隣接する既存の2階建ての建物のうち、過去食堂として使われていた1階部分165平方メートルを改築し、整備されました。室内は、ミーティングルームのほか、宿泊施設としても利用できるようにキッチンやシャワールームも完備されています。総工費は、1030万円で、費用は、同窓生の募金と同窓会の基金から捻出しました。玉野商業高校では、来月2日に学校創立50周年の記念式典を開くことにしています。

消化技術訓練大会(総社市)

消火器の操作技術を競う消火技術訓練大会が、総社市内で開かれました。
総社市消防本部で行われた大会には、総社市防火協会に加盟する総社市内の事業所から28チーム56人が参加しました。参加者を代表して杉生クリニックの山室和子さんと吉田優子さんが力強く宣誓したあと、男女別に競技を繰り広げました。これは、総社市防火協会などが、万一火災が発生した場合の自衛消防隊による初期消火体制を確立し、事業所の防火思想の普及啓発を図ろうと、毎年実施しているもので、今年で11回目になります。競技は2人1組で行われ、参加者は、火元の確認や119番通報、2人の連携した消火活動を披露し、完全に火を消し止めるまでの時間や安全性、正確さなどを競い合いました。競技の結果、女子の部では、吉備信用金庫チーム男子の部では、山崎製パン岡山工場チームが優勝しました。

桑田太 作品展(倉敷市)

モノクロームをテーマにシャッターを切る倉敷市神田のアマチュア写真家桑田太さんの個展が倉敷市笹沖の画廊喫茶で開かれています。
アマチュア写真家桑田太さん67歳。60歳で定年を迎えたのを機にかつて30代の頃趣味でかじった写真を再び、始めることにしました。桑田さんの写真は、色鮮やかなカラーではなく、白と黒で表現するモノクロームです。美しさの探求ではなく、実体をありのままに捉える写真を撮りたいとモノクロにこだわっています。今年の夏の暑さを象徴するかのような「草いきれ」と題した個展では、倉敷市笹沖周辺の光景を写した27枚を展示しています。作品は、いずれも、今年の7月18日から30日までの2週間に渡って毎日撮影した300枚におよぶ写真の中から選んだものです。わずかな雨水でも生い茂る雑草や何気なく見過ごしている場所などがクローズアップされていて現代社会の風景を再認識させられます。倉敷市神田のアマチュア写真家桑田太さんの個展モノクロームを楽しもう「草いきれ」は、6日(土)まで倉敷市笹沖の画廊喫茶「ロカ」で開かれます。

(最終更新 10/03-19:21)


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