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100系こだまにひび114カ所 JR西、緊急点検へ

2007年10月01日20時59分

 JR西日本は1日、福岡県那珂川町の山陽新幹線博多総合車両所で、新大阪―博多間の「こだま」に用いられる100系車両の6両編成1本の全般検査で6両すべてから計114カ所の細かいひびが見つかったと発表した。放置すると雨漏りや、トンネル内で耳がツンとするなどの問題が発生するという。同社は100系の残り21編成について緊急点検を始めた。

 同社によると、1両あたり約2500カ所ある溶接部分のうち、ステンレス製の屋根板や、鉄製の骨組みを溶接した部分に、長さ約1〜14センチのひびがあった。05年1月の前回の全般検査では異状がなかったといい、「トンネル進入時に気圧の変化で車体が膨張や圧縮を繰り返すうち、老朽化で溶接の甘かった部分にひびが入ったのではないか」としている。

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