佐藤(仙台育英高)はヤクルト 5球団競合、楽天逃す
 | 夏の甲子園大会1回戦、智弁和歌山戦で毎回の17三振を奪って雄たけびを上げる佐藤。甲子園最速(当時)タイの154キロもマークし、ドラフトの目玉に躍り出た=8月9日 |
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プロ野球の高校生選択会議(高校生ドラフト)は3日、東京都内のホテルで開かれ、仙台市出身で150キロを超す速球を投げる注目の右腕、佐藤由規投手(宮城・仙台育英)の交渉権を、1巡目で5球団による競合の末、ヤクルトが獲得した。
佐藤は会見で「プロはどこでも同じ。プロ選手になれてすごく感動している」と喜びを語った。
各球団の1巡目入札では、ヤクルト、東北楽天、横浜、中日、巨人が指名。中田翔外野手(大阪・大阪桐蔭)の4球団、唐川侑己投手(千葉・成田)の2球団を超える人気ぶりを示した。
東北楽天は1巡目で佐藤を入札し、島田亨球団社長がくじを引いたが外れた。140キロ超の右腕、寺田龍平投手(北海道・札幌南)を単独指名し交渉権を得た。