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イスラエル奇襲部隊、シリアで北朝鮮供与の核物質入手と

2007.09.25
Web posted at:  21:31  JST
- CNN/AP

ロンドン――イスラエル軍が9月6日、シリア北部の砂漠にある軍戦略施設を空爆したとされる問題で、英紙サンデー・タイムズは25日までに、イスラエル軍の奇襲部隊が6日以前、シリア北部の秘密軍事拠点から北朝鮮が供与した核関連物質を押収した、と報じた。イスラエル、米国の消息筋を引用している。

奇襲部隊の攻撃があった時期には触れていない。しかし、イスラエルは米国に核関連物資の隠匿の証拠を示し、6日の空爆の承認を得たという。米政権高官筋の情報として、米国は空爆実施前に核関連物質の証拠を求めたとしている。

核関連物質の存在が事実なら、シリアは北朝鮮の協力を得て核開発に着手したとも受け止められる。ブッシュ政権は、北朝鮮による大量破壊兵器の拡散を「越えてはならない一線」として突き付け、これが破られた場合、強硬措置の発動も示唆している。

6日の空爆についてシリア政府はイスラエル機が領空侵犯し、爆弾を投下したことは認めている。ただ、施設や人間に被害はなかったと述べている。標的となった施設の詳細には一切触れていない。

一方、イスラエル政府は空爆の事実については沈黙を保っている。

空爆に関しては、欧米メディアが北朝鮮によるシリアへの核協力を背景に報じている。北朝鮮はこの事実を否定している。また、イランがレバノンのイスラム強硬派勢力ヒズボラへシリア経由で供与した武器保管庫が空爆の狙いだったとの報道もあったが、シリア政府はこれも否定している。




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